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春になると重要性を再確認するコトバ

----第153号(2024年3月27日)
「動くことで自分を変えることができる」を体現され、活き活きと輝き続ける“すなちゃん”こと砂田真由美さんからバトンを受け取ったwomanプロティアン代表  水藤麻美です。

◆『自らを意味ある存在にできるのは、自分だけである』

毎年4月から始まる新入社員研修シーズンに、私は講師やメンター、外部人事部として、入社をお祝いすると共に、P・F・ドラッカーが述べた『自らを意味ある存在にできるのは、自分だけである』を引用します。すると、ちょっとビックリした表情を浮かべる若者もいますが、「そのために必要なきっかけを作るのが講師(メンター)である私や先輩社員なんです。遠慮することなく全力で頼って下さい」と間髪入れずに伝えます。
 
そうなんです、学生から組織人になるというのは、『自らを意味ある存在にする』ための一歩を踏みだすということです。それは、学生から組織人へ、ただ環境を変えることではなく、ある種の覚悟だと思います。そこには、諸先輩が用意してくれた“きっかけ”に対して、境界を設けて、眺めるでも、遠慮するでもなく、全力で使い倒すのことが必要になります。
 
ただ、これって… 「新入社員に言うだけではなく、自らも実践できているの?」と疑問が湧いてきます。

今日は、私が、『自らを意味ある存在にする』ことができたエピソードをご紹介します。

◆一つ目のエピソード|私は、眺めているだけでいいの ???

“仕事も子育てもすべて楽しみたい”よくばりな私は、ある時、子供のプログラミング授業のサポーターに挑戦しました。プログラミング初体験の私。不安はありましたが、冷静を装い何とかなるだろうと踏み出したのですが… 不安は的中します。サポーターとして教室を巡回するのですが、子供たちの話をしていることが全く理解できず、何がどのような発想でそうなるのか、どのようにプログラムしたらよいのか、さっぱりわからない状態に…。
その時、ある小学生が「教えてあげるよ!一緒にやろうよー」と、声を掛けてくれました。その誘いを受け小学生先生に頼ることで、小学生の輪に加わることができ、そこから授業サポーターとしての役を務めることができました。

そうなんです!相手を子供だと見て、大人の境界を設けて眺めているのではなく、遠慮することなく全力で頼ることで、『自らを意味ある存在にする』ための一歩を踏みだすことができたのです。
おかげで、その日のプログラミング授業はつつがなく終了すると共に、プログラミング専任講師からは「これまで担当したなかで、一番一体感があり、自由な発想や意見が出てきたクラスでした。水藤ママが真ん中に飛び込んでサポーターを担当してくれたからです。ありがとうございます。」とお褒めを頂きました。

東海ラジオに1週間ゲスト出演させて頂きましたー!!(これまた一歩踏み出してみた)

◆二つ目のエピソード|私は、遠慮しなくてもいいの ???

私は、“行政や中小企業の働きやすい風土創り”をメイン事業としています。最近では、少子化対策や組織内の人と人の関係構築に関する新事業にも取り組んでいます。その流れから、他分野のプロフェッショナルの方々とチームを組んでプロジェクトを立ち上げることもあります。

あるプロジェクトにおいて、まちづくりを専門としている大学教授と、建築・デザインを専門としている大学教授と、ご一緒させて頂くことになりました。とかく何事においても専門用語が飛び交い、会議はアップテンポで進んでゆきます。私は、門外漢の領域に対し、事前予習や事後復習を行うのですが、全く追いつかず…いつしかその場に遠慮気味に参加している自分が居ることに気が付きました。

そんな中、ある会議において進行をしている職員の方が「水藤さんは、どう思いますか?ご意見をお聞かせ下さい。」と問いを投げかけてくれました。一瞬、「それで良いと思います。」とうわべだけの平静を装ってやり過ごすことも考えに浮かびましたが、職員の方の期待に対して、知識人の境界を設けて遠慮するのではなく、自分の専門領域である“働きやすい風土創り”からの意見を答えました。それこそが、『自らを意味ある存在にする』ための一歩になったのです。
プロジェクトは一定の結果を残して終えることになるのですが、担当の職員の方から「専門家の意見は必要です。ただ、水藤さんの一言ひとことが場のメンバーの関係を繋いだように感じています。メンバーにお声掛けして正解でした。助かりました。」と評価を頂けました。

◆いつだって私の人生のキャスティングボードは私が握っている

最後まで、エピソードを読んで頂きありがとうございます。いつだって『自らを意味ある存在にする』ための一歩を踏みだすということの大切さ、それは学生や若者に限ったことではなく、何歳になっても大切なことだと思っています。特に時代の変化が速くなった現代、“現状維持は後退”と言う言葉が一層の重みを増しています。

『眺めているだけではいけない』
『自分の可能性に遠慮していてはいけない』
ですよね。
私の人生のキャスティングボードは私が握っていたいです。
 
幸い、ありがたいことに、“きっかけを生み出す環境”に恵まれています。子育てやサードプレイスであるwomanプロティアンやMy 3rd PLACE、また地域活動やもちろん仕事を共にするメンバーなど、あとは、『自らを意味ある存在にする』ための一歩を、私自身が踏み出すだけですね!!
みなさん、今後ともご一緒下さい。

◆バトンをメンターに繋ぐ

次回は、勝手ながら私のメンター的存在として頼らせて頂き時々アドバイスを頂くお相手であり、敬愛している 原田廣人さん にバトンをお渡しします。原田さん、宜しくお願いいたします。

womanプロティアン&My 3rd PLACE  万歳♡


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