デトロイトテクノのジャケットワーク
前にも書いたけどレトロフューチャーな質感が好きだ。
サムネの画像は前回掲載の写真から小さいロボットが一体追加。これはトミーのOMS-Bという古いおもちゃで、ファミコンロボの隣に置いたらハマるんじゃないかと思って買ってきたら狙い通りうまくいった。
デザインの方向性というか世界観が完全に同じだから、なんとなくお母さんと子どもみたいな雰囲気があっていい感じ(笑)
ジャケなしが基本のデトロイトテクノ
このときにも触れてるんだけれど、レトロフューチャー的な世界観と抜群に相性がいい音楽といえばデトロイトテクノ。
だからレコジャケを部屋に飾るとロボットなんかと雰囲気がマッチするんだけど、実は初期のデトロイトテクノって、基本ジャケなしの12インチ盤でしか発売されていない。まぁ超ローカルで作られた自主盤だし、アンダーグラウンドなダンスミュージックだから、当然と言えば当然だけどね。
だから黄金期の盤でジャケットが制作されているものは、90年代になってヨーロッパに輸出されてから、現地配給レーベルのKool Kat (英)、Buzz (白)、R&S (白) 、Tresor (独) あたりがヨーロッパ人に売るために作ったものが大半だったりする。
アメリカ盤で出てるこの手のレトロフューチャー・テイストなジャケ付きレコードって、多分カール・クレイグのPlanet Eから出たPSYCHE/BFCのコンピ盤くらいだと思う。
ジャケありデトロイトテクノ作品一覧(ほぼ)
さてさてそんなジャケ付きのデトロイトテクノのレコードだけど、あまり他でまとまって紹介されてるところを見たことないので、ちょっと画像にまとめてみた。
まぁ単に往年のサバービア・スイートみたいにジャケット写真がずらっと並んでる画像を、一度自分でも作ってみたかっただけとも言うけど(笑)どれも近未来的で実に素晴らしいアートワークだ。
オーランド・ヴォーンだけはオランダの人だけど、彼は熱烈なデトロイトフォロワーで初期からアブドゥル・カディム・ハックの描くアートワークを採用してるので外国人選手枠(笑)で採用。
ドレクシアのNeptune's Liarは1999年にリリースされた盤で時期的に少し後なんだけど、ハックの絵柄がその他の作品と同テイストで並べて違和感がなかったから特別枠で入れてみた。
他に同じテイストだとカーク・ディジョージオのARTレーベルから出てるコンピ(激レア&高額盤)とかThe Martianのベスト盤なんかもとても良いジャケットなんだけど、どっちもCDオンリーのリリースなので除外。
それからPlanet EのIntergalactic Beatsとサブマージから出てるドレクシアのベストはレコードでもでてるけれど、残念ながらレコードはジャケなしなのでこれまた除外にしてる。
そういう部分まで考えていくと、90年代序盤のリバイバルブームまでにおけるデトロイトテクノの主要なジャケ付きレコードで、デザイン的にもレトロフューチャーを感じるものは、今回取り上げた作品でほとんど網羅してるんじゃないかな。
適当に並べただけだけど、画像の出来の良さに我ながら満足(笑)
ちなみにここに挙げた盤のうち、実際に僕がレコードでも所有しているのは半分の9枚で、残り9枚は持ってないからこのところ鋭意捜索中。
もともとレアグルーヴとか欧州ジャズのガチのレア盤を追ってた身からすると正直レア度なんてどれも知れたレベルだし、discogを利用すれば簡単に買えちゃうのは分かってるんだけど、最近は円安+送料増で海外からの購入だととても割高になっちゃうから、できるだけユ〇オンみたいな国内の中古市場からサルベージしたいと思ってるんだよね。
そんなわけでまだ持ってないけど探してるレコードがあるから、現時点でどれを持っててどれを持っていないかは内緒(笑)
最近はレコード熱もすっかり冷めちゃってるけど、今回載せたレコードについてはコンプリートを目指して、今後もゆるく買っていくつもり。まぁ音源自体はCDなりデジタルなりで既に持ってるから、ロボットのおもちゃなんかと同じで、レトロフューチャーグッズ集めの一環だね。
今はもうサブスクの時代だし、こんなレコードの楽しみ方があってもいいでしょう。
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