三浦半島ぶらりバスの旅
マイカーのない家に育ったので、子どものころから移動といえば電車などの公共交通機関が基本だった。そのせいか昔からわりと電車好きだったりする。
ちなみに鉄道好きのジャンルとしては電車は乗るのと路線図をを眺めるのが好きな、いわゆる「乗り鉄」「路線図鉄」だ。まぁ本当にマニアな人たちに比べたら全然ライトな方だけどね。
もともとブラタモリ的な街歩きも好きなので、独身時代はいろんなところに電車で行っていた。
「ぱらのま」という漫画
そんな僕が連載開始時期からずっと好きで読んでるのが、「楽園」というコミック雑誌に連載されている「ぱらのま」という漫画だ。
もともと、この楽園という雑誌は久米田康治さんの連載がはじまるってことで興味を持って2015年から買い始めたんだけど、ちょうどこの「ぱらのま」もほぼ同じ時期から連載がはじまったので連載開始時から読んでる。今は雑誌の方は買ってなくてコミックだけだけど、何気に8年間も読み続けてることになるのか・・・。
内容的には表紙の職業不定のお姉さんが、ただひたすら鉄道を中心とした公共交通機関に乗って全国各地を旅するだけなんだけど、これが僕の趣味嗜好とどんぴしゃ。
要所で入るモノローグやお姉さんのセリフもとてもいい。飄々とした雰囲気ながら、散歩好き電車好きタモリ好きのツボを絶妙に押さえた文章回しで、毎回「分かる分かる」と思うのだ。
久しぶりの三浦半島
さてさて、今日は奥さんも予定があり一日ヒマだったので、近間で久しぶりに「ぱらのま」っぽい散歩をしようと三浦半島方面まで足を伸ばしてきた。
横浜や横須賀に住んでたころは京急一本で行けるから、年に2~3回は行ってた気がするけど、今の家に引っ越してからはめっきり行くことが少なくなった。湘南方面から三浦半島って電車だと絶妙に行きにくいんだよね。
東海道線から大船で横須賀線に乗り換えて、久里浜で京急久里浜線ってのが最短ルートな気がするけど、横須賀線は逗子止まりが多くて逗子~久里浜は区間内4両編成メインの閑散区間。
いっそ横浜まで出てしまって、京急の快特でビューっと下った方が早かったりするパターンすらある。ただ、このV字ルートはなんだか負けた気がして悔しいので、絶対に使いたくない。。。
そんなこんなで足が遠のいて、なかなか行く気になりにくいんだよね。まぁでも今日は、そんな三崎に久しぶりにマグロを食べに行きたい気分だったので、ふらっと行ってきた。
京急バス最長路線に乗る
三崎に行ったときの僕のもう一つの楽しみがバスに乗ること。
マグロが有名な三崎港や城ヶ島は電車が到達してないから、行くためにはバスに乗る必要がある。一般的には三崎口駅もしくは三浦海岸駅からバスに乗って半島真ん中を突っ切ってくるのがセオリーなんだけど、実はバスの路線はもう一本あって、そっち乗ると普通の道とは全然違うルートをぐるっと回って三浦海岸駅に行くんだよね。
ちょっと小さいけど上の路線図の黄色く見えるルートがそのルート。1時間に1本以下しか走ってなくて、時間も普通の倍近くかかるんだけど、アップダウン激しい三浦海岸の海岸線に沿って走るから、景色もとても良くて乗ってて凄く楽しいんだよね。
このバスは三崎港のバス停内で乗り場が違うから、5年くらい前にたまたま興味を持って乗ってみたんだけど、どうやらその筋では有名なバスらしくバスマニア向けの雑誌にも掲載されてるのを後から発見した。。。
ちなみにこのバスのルートとほぼ同じルートを自転車で走ることもできるので、興味のある人はやってみるといいかもしれない。アップダウンはめっちゃ激しいけど、高地に畑があったり風車があったり、高台から海が見えたり湾岸すぐそばまでいけたり、見どころは盛りだくさんだと思う。横須賀住んでたころは僕も実際何回かレンタサイクルで走ってた。
まぁ距離もあるし、かなり疲れるのは事実なので、自転車についてはそこそこ体力ある人じゃないとお勧めしないけどね。でもバスの方は乗り物好きなら万人にお勧めできるので、興味もったら行ってみるといいかもしれない。
というわけで、今日はまた神奈川県内のローカルネタ。こういうぶらり旅っぽい話は聞くのも体験するのも書くのも好き。
そういう意味で「ぱらのま」はホントとても自分にあってるんだなーと思う。ちなみに今、僕が全巻集めてる数少ないコミックの一つ。こっちの方も旅好きの人やタモリ倶楽部が好きな人にはオススメです。
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