日本酒初心者がほろ酔いを楽しむコツ|「アルゴ(低アル日本酒)飲んでみた
「日本酒って酔いがまわりやすい」と感じたことはありませんか? こうした声を聞いたこともあるのですが、日本酒初心者でもほろ酔いで楽しむコツはあります! ほろ酔いをキープするために知っておきたい、日本酒のアルコール度数や特徴、和らぎ水を飲むべき理由についてわかりやすくシェアします。
日本酒のアルコール度数をチェックしていますか?
まずは、日本酒のアルコール度数について知っておきましょう。一般的に、日本酒のアルコール度数は15%前後が多く、ビールやワインに比べて高めです。ビールのアルコール度数が4%〜5%程度、ワインが10%〜15%程度であることを考えると、日本酒は少し強めのお酒といえます。
アルコール度数が高いほど、同じ量を飲んでも体に入るアルコール量が増えるため、酔いがまわりやすくなるというわけです。
ぐびぐび飲む癖がついていませんか?
とりあえず冷えたビールでプハァー!! という飲み方も、お酒の楽しみですよね。ぐびぐび飲むことに慣れていると、日本酒も短時間でけっこうな量を飲んでしまいがち。
特に甘口の日本酒や、すっきり淡麗な日本酒、フルーティーな香りのある吟醸酒などは飲みやすく、アルコールの強さを忘れてしまうことも。気づかないうちにアルコールを多く摂取してしまい、酔いが早くまわることがあります。
すきっ腹で飲んではいませんか?
空腹時に飲酒すると、食事中と比べると血中アルコール濃度が高くなることがわかっています(※1)。すきっ腹でアルコールを摂取すると、アルコールの血中濃度が急激に上がり、酔いが早く感じられるのです。
▼ ※1参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールの吸収と分解」
お酒と食事だけに集中してはいませんか?
日本酒と食事のペアリングを楽しむ人が増えていますよね。もちろん、ペアリングは大きな楽しみのひとつ。ですが日本酒は "和らぎ水" も欠かせません。日本酒を飲むときはかたわらにお水も用意するのが推奨されており、この水を和らぎ水と呼びます。
和らぎ水のおかげでアルコールの吸収が穏やかになり、その名の通り、酔いを和らげることができます。「日本酒・食事・和らぎ水」はセットで考えておきましょう。
ここまでで、酔いがまわりやすくなる飲み方をおさらいしました。それではほろ酔い気分で日本酒を楽しむにはどんなことに気をつければいいのでしょう。
和らぎ水は「酒:水=1:1」のバランスで
お酒を飲む合間に和らぎ水を取り入れることが大切だとお伝えしました。「それじゃ、どのくらいの和らぎ水を飲めばいいの?」というと、日本酒と同量の水を飲むのが理想です。
「日本酒:和らぎ水=1:1」のバランスを心がけて飲みましょう。私は日本酒を飲んでいると、とてもトイレが近くなります……笑。そのおかげなのか外食中に日本酒で酔いを感じても、帰り道にはなんだかスッキリ頭が冴えてきて、家に着いた頃には寝る前のルーティン(お風呂・シャワーやハミガキなど)を滞りなくコンプリートできています。
お酒を飲むペースと飲酒量を可視化する
すきっ腹に飲むと血中アルコール濃度が上がるのは、ビールやワインなど他のお酒でも同様。では「日本酒だと酔いがまわりやすい」と感じられるのはどうしてでしょう?
さまざまな要因があるとは思いますが、もしかするとおちょこでくいくいっと飲んでいると、飲むペースや飲酒量が把握しづらいのかも! ビールやサワーはなどガラス製のグラスで飲んでいると、ペースや飲酒量が一目瞭然ですよね。ですが陶器などの酒器の場合、果たしてどのくらいの量を飲み進んでいるのか把握しにくいのかなと思います。特に日本酒初心者さんはその可能性があるのかな、なんて考えました。
ガラス製のとっくりで冷酒を楽しむようにすると、飲むペースや飲酒量を可視化しやすいはず。もちろんそばには同量の和らぎ水をスタンバイさせてくださいね。
低アル日本酒を試してみる【月桂冠「アルゴ」2024年9月新発売】
食事と一緒に飲むことを心がけているし、和らぎ水を取り入れているのに酔いがまわりやすいという場合は、そもそも体質に対してアルコール度数が高すぎる可能性も考えられます。
近年はアルコール度数が10%以下など、低アルコールの日本酒(低アル日本酒)が注目を集めるようになってきました。
2024年9月には、アルコール度数5%の日本酒「アルゴ」が月桂冠から発売されました。
サイズが2種類あって、「720mLびん/880円」「300mLびん/380円」とミニサイズがあるのも嬉しい! 味は、リンゴのような甘酸っぱさが第一印象。アルコール度数5%のため、お酒っぽさはかなり和らいでいます。かなりサラッとした飲み心地ですね〜。
香りは日本酒っぽいお米感がほんのりと。ぐびっと飲むと、アルコールにハッとさせられます。ジュースのように軽い飲み口ですが、5%といってもやはりお酒ですね!
和らぎ水はたっぷりと! 白湯大好き人間なので、和らぎ水も多めになりがち笑。トイレが本当に近くなります。
「日本酒・食事・和らぎ水」が基本のセット
酔って気持ち悪くなったり、お酒の失敗をしちゃうと、ますます苦手意識が強くなりますよね。ほろ酔いで日本酒を楽しむためにも、「日本酒・食事・和らぎ水」は1セット! を合言葉にしていきましょ~。