私は私のままでいい 自己受容への道
おとなり韓国の合計特殊出生率が過去最低記録を8年連続で更新し、ついに「0.72」になったという報道がありました。人類の歴史上、かつて誰も経験したことがない衝撃的な数字です。
合計特殊出生率というのは「一人の女性が一生の間に産む子供の数」の平均値を表しますが、夫婦二人の間に子供が生まれるわけですから、最低でも「2」以上なければ人口というのは自然に減って行きます。
日本の出生率は「1.24」で、こちらもかなり危機的状況ですが、その日本と比べても韓国の「0.72」は「国家存亡の危機」と表現しても過言ではないほどの深刻な事態と言えるでしょう。首都ソウル市内に限定すると出生率は「0.55」ですから、生物としてはもう完全に衰退の方向に向かっている「絶滅危惧種」のような状態です。
どうして韓国ではこれほどまでに出生率が低下しているのでしょうか?
世界各国のマスコミは一斉にその原因を分析していますが、大半は「韓国の社会構造に致命的な欠陥がある」という論調になっています。
もちろん、それ自体は正しい分析だと思うのですが、根本的な理由は韓国人全体の「自己肯定感の低さ」にあるのではないか・・・と私は考えています。
その証拠に、韓国は世界で最も「自殺率の高い国」として知られていますし、女性の「美容整形の施術率」も世界ダントツのトップです。この二つの事象に共通するのは「今の自分のままじゃダメなんだ」という自己肯定感の低さなんですね。
「ありのままの自分」を丸ごと肯定し、それを愛することができないから、自分の遺伝子を受け継ぐ子供を欲しいと思えない。なぜなら彼らにとってそれは「ダメな自分」の分身をこの世に生み出すことを意味するからです。
でも、その絶望感を素直に認めることができないので「社会が悪い」「時代が悪い」と他人に責任転嫁することで辛うじて「ちっぽけな自我」を守るしかない状態なのです。
ただし、そうやって「人のせい」にしたからと言って、自分の孤独感や絶望感が埋まるわけではありません。その「社会」と「時代」の空気を創り出しているのは彼ら自身でもあるのですから、結局は彼らの内心の問題でしかないのです。
同じ時代、同じ社会の中で生きている韓国人の中には、元気いっぱいに幸せを謳歌している人もいます。
その事実を無視して「こんな社会なんだから、結婚も育児もできなくて当たり前」というのは、あまりにも偏った見方とは言えないでしょうか?
日本の例で言えば、既婚男性の平均寿命は81歳、独身男性の平均寿命は67歳です。なんと14歳も差があるんですね。慢性的な孤独がどれほど人間の心身に悪影響を及ぼすかは、この数字ひとつ見ただけでも充分に理解できると思います。孤独は寿命を奪う最悪の毒なのですよ。
「別に長生きなんてしたくない」・・・ほら、あなたのその言葉自体に「自己肯定感の低さ」「やけっぱちな絶望感」が染み出していますよ。
私は多くの人に結婚してもらいたいと望んでいますし、可能であれば子供を育てて欲しいと願っています。なぜなら、それこそが人間の魂を効率的に成長させてくれる「最善の道」だからですね。私たちは「自分以外の誰か」の幸福のために自分の身を捧げた時、最も大きな満足感を得られるように設計されています。
それを理解できないのは、ただ単に「やったことがない」からです。一度でも経験すれば誰でも気がつくはずです。子供のオムツを交換する時の充実感、愛する人の脇で目覚める朝の幸福感に。それを知らずに一生を終えるとしたら、あなたのいったい何のために生まれたというのでしょうか?
「結婚」と「育児」は、そんな「他者に対する無償の愛」を強制的に実践させられる場にもなり得るのです。
独身者は、その「千載一遇のチャンス」を自ら捨て去ろうとしているのですね。
韓国と日本は産業や社会構造がとてもよく似ている国ですので、韓国の現状は「明日の日本の姿」です。実際、日本でも「Z世代(1990年代後半〜2010年生まれ)」と呼ばれる若者たちの半数以上が「結婚自体を望まない」なんてアンケート結果が出ていますので、10年を待たずして韓国と同じ問題に直面するのはほぼ確実でしょう。
この悪しき流れを止めるべく、今回は緊急企画として「どうすれば自己肯定感を上げられるか」について、占星術的・運命学的に熱く語って行きたいと思います。
自己肯定感さえ向上させることができれば、人生のすべてが劇的に好転します。あなたは必ずパートナーを得ることができますし、自然な感情の発露として「子供が欲しい」と感じるようにもなります。なぜなら、人間の遺伝子にはそのような衝動を持つように最初からプログラムされているからですね。
遺伝子レベルにおいてさえも、私たちは「共に生きるパートナー」を望み、男は女を、女は男を求めています。男女は一緒にいることが自然なのに「孤独を望む」というのはどう考えてもオカシイですし、そんな過酷な運命を神から課せられている人はほとんどいません。あなたは罪人でも修行僧でもないんですから結婚するように運命づけられていますし、するべきなのです。
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