日記本『楽しいことだけ日記』と文学フリマ大阪12
前回、2024/1月の文学フリマ京都に出店したあと、次は9月の大阪に出よう!と同行者の月花さんと決めたにも関わらず、8月の後半から本を作り始めた人の記録です。
作業したのは大体10日間くらい。時間がたっぷりあったのに、私は一体何を……!?
つくった本の紹介
主に人と遊んだ日の、楽しかった思い出の記録本をつくりました。
1ページを同じ日の話で埋めよう!という試みで、前回よりもイラストが多め。個人的に見ていておもしろい本ができたと思っている。私は自分の作品が割と結構好きなので形になってうれしい。原稿を頑張った私へ、ありがとう〜!
仕様メモ
サイズ:だいたい新書版サイズ
表紙・本文用紙:セブンイレブンのコピー用紙
遊び紙:トレーシングペーパーに箔押し
予想外だけど良かったこと。表紙の下にトレペを挟むことで、表紙に本文が若干透けにくくなった。たまたまだけど良い効果でした。もしかして遊び紙ってそういう役目を担ってたりする?
A3サイズのトレペを縦半分に切りそのまま挟むとちょうど良い幅、かつ、一冊目の本と高さが揃うサイズにしました。高さはもう少し低くするか悩みましたが、個人的には一冊目と揃えた事で在庫管理がしやすく良かったなという印象。
作り方は以下のnoteを参考にさせていただきました。面付けが難しいと記事にあり、覚悟して挑みましたが、あの、本当に難しかった、頭が混乱した。小さく紙で模型を作り、ページに番号を振ってバラしてなんとか振り分けました。
原稿スケジュール
直前の1週間、夜中に3〜7時間時間をとって作業しました。睡眠時間が短すぎて逆に昼間も覚醒していた、でも原稿期間から三週間経っても夜更かしの癖が抜けません、やめよう!ギリギリスケジュール!
使ったペイントソフト
アイビスペイント ▶︎文字入れ
プロクリエイト ▶︎イラスト、出力
クリップスタジオペイント ▶︎断ち切り線の設定、イラスト
プロクリエイトのペンが大好きなのでイラストは全てプロクリで描くつもりでしたが、原稿サイズと解像度の高さに耐えられずアプリが落ちてしまい、途中から泣く泣くクリスタに移行。なので色んなペンが入り混じっています。クリスタでの作業中は1度も落ちることがなかったので大変に助かった。白黒原稿はクリスタの方が良いかも。
よく使った道具
裁断機(ダイソーの660円のを買いました、これがないとこの本は生まれなかった)
ホッチキス(ホッチくる、という中綴じできる物が便利)
トレペ箔押し
もともと、トレペに印刷したらかわいいだろうな〜印刷所に頼もうかな〜(時間ギリギリなのに…⁉️)と考えていたところ、文フリの1週間前に自分で箔押しするキット、ウチハクを手に取る機会があり、これだ!と自分で加工することに決めました。
でもスケジュールがギリギリだったのでやるかどうか最後まで悩んだ。ちょうど遊びに来た妹に手伝ってもらってなんとか完成、妹ありがとう!🤝
文学フリマ大阪12
友人の月花さんと合流し、会場に向かい設営。本が並ぶとイベントっぽい〜!今回は壁際のスペースを割り当てられていて後ろが広々としていた。
本、せっかく作ったし見てもらいたいなと思っていたら、立ち読みしてくれる方やそのまま購入してくれる方がいて大変うれしかった。やった〜!私が席を離れているときによく売れたようで(なぜ……!?)、月花さんから報告メッセージが届くたびニヤニヤした。
そして今回なんと新刊・既刊両方が完売した。完売直後に声をかけてくださった方や、名刺だけでもないかと言ってくれる方もいた。次は多めにつくるし名刺か無配ペーパーを作ります……!
スペースにお越しくださった方、お手に取ってくださった方、本当にありがとうございました!
こぼれ話
最初に出したお品書き(この記事のヘッダーの写真)で、完成してます✌️みたいな持ち方してるけど全然全く完成していない。印刷設定の確認用に仮で出力した1ページ目しか完成していないものを使っている。あのタイミングで出力していてよかったね、役立ってるぞ!やるね!
自分で綴じるってことは、まあ今回はホッチキスがいるでしょ。切り出すならカッターマットも欲しい(あまり使わなかったが下敷きとして重宝)。必要だからね、と思いながら買い物するのはかなり楽しかった。本文が何もできていないまま道具が揃った。形から入るタイプ。
トレペの端を、ハサミで切って波波にしたらかわいいだろうな〜!と思い、波波に切れるハサミを買って試したが、上手くまっすぐ切るのが難しくて断念した。悔しい。次はかわいい柄の穴あけパンチを買ってみよう。
↓一緒に出店した友人のnote