ただいま評の練習中1
黒板に文字を書く手を休めればほろりと君を思う数秒/俵万智『サラダ記念日』
主体は教師だと思う
授業中板書の区切りのところで一旦手を止めた時にふっと「君」のことを思い出して、でもすぐ授業に戻る感じかなと思った
「ほろりと」からなんとなく主体が「君」に対して淡い切ない感情を持ってる感じがした 叶わなかった淡い初恋の相手とか随分前に別れた恋人とか でも「想う」じゃなくて「思う」になってるのを見るとそんなに恋愛系の感情は入ってないのかもしれない あの同級生今頃どこで何してんのかな会いたいな的な
「教師としての私」からちらっと「素の私」が顔を出して、でもすぐ「教師としての私」に戻っていく感じがした 確かに仕事してる時って1枚「社会人としての自分」という膜を張ってる気がする そこから素の自分がちらっと見え隠れするというかなんというか