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【好き】安西先生、本が読みたいです

『本、高くね?』
2か月前ぐらいまでは本を高く感じていた。
kindleのマンガは続きが気になって次々買っちゃってたのにね。

昨日、本屋に行ってきた。
川原卓巳さんとこんまりさんの「be yourself」を探しに行った。
実はその本屋に行くのは3度目で、前回もなかった。
何故ないと知っているところに探しにいくのだろうか。

帰ろうと思ったけれど、

AIは「月が綺麗ですね」を理解できるか?

という本が目に留まった。

私はシンギュラリティに興味がある。
シンギュラリティというか、幼稚な考えだけれども、
高校生ぐらいの時、
「ロボットに心を生まれさせること、人を理解させることはできるんだろうか」
「ロボットは人を作ることができるんだろうか」
「ロボットは人を育てること、愛することができるんだろうか」と、
心からわくわくした。

「うーん、これは買いだ。もう全身全霊でわくわくする。
そういえば、興味のある方向の哲学の本が欲しかったっけ。
他に欲しい本がないか、見て回ってから、手に取ろう。」

本棚を移動して、目に留まるものがないか物色する。

私はあまり頭がよくない。
行間が詰まったものでびっちり難しい文字が詰まっていると、
目が滑ってしまい、フロー状態にならないと読めない。
目と頭は文字を追えるけれど、おなかに入っていかない。

カフェでコーヒー片手に一旦上辺の文字に目を通して、
もう一度じっくり読み直すのもいいのだけれど、

初めて出会った文章の印象はとても大事だと思っている。
作者の初めて文章を生み出した時の気持ちを追随したい欲?
なのかも?
知らないものと出会った時の感覚が好きだ。

できれば文章は全部おなかに入れたい。
その人の思考・哲学を自分と照らし合わせて消化したい。

でも、難しい本には本質的なことが書いてあるのも知っている。
本質的には難しいものを読みたいけれど、
私はできればやさしく聞かせてほしい。

葛藤しながら本棚を睨んでいたら、
最近見た名前が視界に入った。

「これです。読めます。スキ。買って帰る以外の選択肢がない…」

そこで気づいた。
私の脳内から、高校生のわくわくしている自分がかすれかけていることに。

「センスの哲学」を手に取り、
「AIは「月が綺麗ですね」を理解できるか?」を手に取り、
わくわくを噛みしめる。

もうここまでくると、おもしろいものサーチ脳になってしまって、
前回3度も物色した狭い店内を
これでもかとくまなくチェックしてしまった。

オモコロさん好き…もうめっちゃ好き…わくわくの祭典…
わたし、バズ文とか頭で作れん超感覚派…え、文芸オタク?…好き…
哲学やりたいんじゃ…読みやす…うぉ…

盛大な「推し活」をした。
本屋は小さいコミケなのかもしれない。

推しときます。

哲学、心理学、文学とか言っているけれど、
私は「エンタメ」の人間だという自負がある。
「エンタメ」だと思って興味がある。
本当は聡明なものに憧れる。頭良くて意識高く見られたい。
でも、だめなのだ。
私はエンタメが好きだ。

「エンタメ」は「わくわく」だ。


私は夢がある。
もし、85歳ぐらいになって、
歩けなくなって、立ち上がれなくなっても、「わくわく」していたい。

前に、
「99歳で26年間毎日ボンバーマンをやっているおばあちゃんがすごい」が
バズっていた。
めっちゃええやん、と思った。
私が積みゲーを増やすときの言い訳は、「老後の蓄え」だ。

(※ちなみに、この話とは関係ないけれど、
モンスターハンターという狩猟ゲーム(私も大好き)で、
「1日1ライゼクス」している人がいる(今日で843日目…)
想像もつかない世界だ。
何故そこまで衝動にかられるのか気になって仕方ない)


私の本を読みたい欲は「学び」とかそんなんじゃなくて、
「欲望」だ。
不純で、おもしろがって、エンタメで遊んでいる。
本のジャンルはなんでもいい。



安西先生、本が読みたいです。

「Be yourself」は、あまぞんぬで買います(;´Д`)


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