憩い┊︎青に託したラブレター

つらい気持ちを乗り越えて
また少しづつ
元気を取り戻してきた君

また笑えてよかった

楽しいと感じられる心が
戻ってきてよかった

そんな風に
刻む時間と呼吸を
めいっぱい幸せに浸して
目を閉じる姿に

どれだけこの小さい身体で
頑張ってきたんだろうと

いつも
気づけば力んで
肩がすくんだり
眉間にシワがよってしまう
君の顔を思い出しては

抱きしめたくなった。

辛い時期を乗り越えて
生き延びたご褒美に
おいしいケーキを食べるんだって

自分を甘やかして
自分に感謝をすることを決めた君。

僕はとっても嬉しかった。

君が君のために生きたり

君が喜ぶことをしてくれるのが
とっても嬉しかった。

美しい景色と
ゆったりとした時間

美味しいケーキを頬張って
これが幸せだなぁって
笑ってる君の横顔を見て

僕はなんだか泣きそうになった。

隣にいられたらよかったのに

いられなくてごめんねと

幸せのなかにふとチラつく
君の憂いの表情を見て

余計にその想いを強くさせた。

美味しいケーキを食べながら
君は僕にも食べてほしいと差し出す。

幸せを共有したいって

僕にも幸せになってほしいって

結局君はいつだって
僕の幸せも考えてくれるんだ。

自分の幸せを
僕の幸せにもしてくれる。

これは君のご褒美なのに

そもそも僕が
君を悩ませたものでもあるのに

それでも僕に幸せをくれる。

僕の幸せを祈ってくれる。

そんな君が愛しくて。

もう泣かせたりしない

離れない

ずっとそばにいたいと

また胸に誓ったんだ。

窓の外に見える電車

それは若かった僕らが
いつもテーマパークに向かう時に
乗ってた電車。

また行きたいね。

絶対行こうね。

そんな約束をしながら

結局いつでもどこでも君といる。

いつでもどこでも僕といる。

そんな僕らの
不器用だけど変わらない
夏のひとときを

今日も空は
優しく見守っていてくれた。

どうか君が
今日も元気でありますように。

一秒でも永く
幸せを感じられますように。

同じ空の下

この青にのせて
君に、届け。

青に託したラブレター