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山梨県立美術館 恋愛と普遍と刹那

高速道路を使って、隣県にある山梨県立美術館まで行ってきました。

この美術館では、ジャン=フランソワ・ミレーの作品が常設展示されています。

また、建物の設計は前川國男さんによるものだそうです。調べてみると、彼は東京文化会館や東京都美術館などを手がけた建築家とのこと。外観も内装もとても素晴らしく、こころトキメキました。

美術館に到着したのは12時前でしたが、比較的空いていました。

入館してすぐ、2階の展示室へと続く豪華な階段が目に入りました。その階段には、まだ人影が少なく、SNSに投稿する写真を撮影している学生風のカップルがいました。

にこにこ笑う「お姫様」のような彼女と、そんな彼女を撮影する彼氏。その姿を見て、「私にもこんな時期があったなぁ」と微笑ましい気持ちで見守る中年の私と夫がいました。

この光景が印象的だったのは、そこに普遍的な美しさと同時に、刹那的な儚さを感じたからです。

山梨県立美術館の階段

不思議に思われるかもしれませんが、美術館での一番の思い出がこの場面でした。

建築物の持つ空間の力を改めて感じ、しみじみと感動し、建築美を巡る旅をしてみたいと、またひとつ夢が増えました。

ミレーの作品については、また改めて記事にしたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。


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