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時速2km 《翠曜日》 vol.4

最近歩くことにハマっている。



現在地の最寄り駅から次の目的地まで、

無理やり乗り換えを繰り返すよりも、

ちょっと歩いて別の駅から乗った方がスムーズだったりする(例えば新宿三丁目と新宿とか秒だからね)

…と気づいてからというもの、

1、2分にかける電車賃が妙にバカらしく思えてきて

一日の歩数が15000を超える日もしばしば。

月平均も10000歩を超えている!
自粛期間なんて15歩って記録されてる日もあったのに…


最近は4駅分くらい歩くのも日課(一週間に一回なんだけどそれって週課って言う?予測変換には出てこなかった)(調べた、言うらしい。「週課」です)になっている。

東京といえど4駅はそこそこあるので、寄り道しながら歩いていると2時間経っていたりして足が痛い

けどここ最近は、ちょっと歩くことに慣れてきて足が強くなったような気もする




昨日も、初ルートで3駅分歩いた。最高気温は30度。うーんばか!
暑いって!!

まだ風があったからよかったものの、イッチバン暑い12:30から13:30の炎天下を、のしのし歩く。

 


ここで、私のお散歩中テンションが上がるタイミング3選

①橋を渡る
下を流れるものが川だろうと道路だろうと、橋があるところは周辺がひらけていて、気分が変わるのでとっても好き。視界における青空の割合が上がる感じも、わくわく。


②知ってるエリアに出たとき
うーわここに繋がってたのね?!ってなる面白さは割と醍醐味。毎回歩くエリアも違えばルートも違う。知らないところを歩くのは楽しいけど不安なので、多少の見覚えがある…程度の場所も急に故郷にように感じます。


③シャッフル再生でThe 1975のHappinessが流れてくる
歩きよりもほんとはドライブに向いてそうなんだけど、とにかく爽やかで明るい、ちょっぴり懐かしい(気がする)曲。タワレコでヘッドフォン物色してた時に出会ったんだけど、思ったより最近の曲でびっくりしてる。




逆に、「おいまじか」となる瞬間もある。
まさに今回がそうだった

一応、ちゃんとGoogle Mapsでルート検索をして、その方向へと歩いている。

ただ、世界のグーグルさんでも表示してくれないもの…


それは

このルートがいかに坂道であるか

というもの。



よし、ここを右に曲がればあと大体まっすぐいけばわかる!と思って右を向いた刹那、唖然。

めっちゃ坂。

次も一応人に会うような予定(バイト)が待ち受けているため、歩く選択はしたができる限り汗はかきたくない。


右手に日傘

左手にスマホ(ルート表示)

リュックで蒸れた背中が暑すぎるので、
ハンディファンをTシャツに突っ込みながら歩く。

こんなこと、大学周辺じゃやらないよなあ、と思う。

例え変な目で見られようとも、この辺の人とはもう二度と会うこともないだろうから大して気にならない。

会ったとしても覚えてないからね



友達といると、目の前にいる全く知らない人の話をすることだってある。


たまに、こういう全く知らない人たちで、めっちゃ誰かに似てる人とか、ちょっと変で面白い人とか、街ですれ違う程度だが自分たちの会話を盛り上げてくれた人たちのことを、結局は二度と会わない…という悲しさを交えて友達と私で「今生の別れおぢさん」と呼んだりしている(おじさんの語呂がいいだけ)


歩くという行為は、今生の別れおぢさん、お姉さん、おばあさん、ちびっ子、犬…とすれ違う時間である。


というのはちょっと言い過ぎだけど、


まあそういう視点から見ればそう。


「初めまして」と言って出会った人が、実はあの日の散歩ですれ違っていたかもしれないと思うとちょっとだけ楽しい。

いつか今までにすでに出会ってたことが判明する装置できないかなーと割と昔から考えている。


世界は広いけど狭いからね〜









気になってた?
気になっててよ!


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