【超入門】ゼロから学ぶマーケティングの基本講座
■マーケティングって何?
■マーケティング学ぶとなんの役に立つの?
■マーケティングの基礎を学びたい
今回は上記のような疑問を解決するnoteを用意しました。
こんにちは、飲食関係のWebマーケティングの仕事をしているスギー(@Sugiii35)です。
僕は前職を含めマーケティングについて勉強を始めて10年ほど経ちます。
これまでの経験を基に「なぜマーケティングが必要なのか」ということと「マーケティングの具体的な手法」について解説していきます。
このnoteを読むことでマーケティングとはどのようなものかということを理解することができ、考え方の幅が広がりさまざまな仕事をおこなう上であなたの役に立つはずです。
それではさっそくマーケティングについてお伝えしていきます。
なぜマーケティングが必要なのか?
まずは「マーケティングとはなにか?」「なぜマーケティングが必要なのか?」ということを簡単に説明していきます。
マーケティングとは簡単に言うと売れる仕組み作ること。
どの時代においても価格が安いというのは魅力的ですが、価格が高くても機能性やデザイン性に優れているものを欲しがる消費者がいるように人によって満足するポイントは異なります。
つまり、ターゲットとする消費者がなにを求めているのかを把握し、それに対して商品・サービスを提供していかなければならないということです。
さらにモノが溢れている現代では、消費者のニーズも多様化しているため、それに柔軟に対応していくためにはマーケティングは欠かすことができないのです。
企業の経営者やマーケティング担当者はもちろん個人事業主や副業で稼ぎたいと考えている人にとってもマーケティングは必要不可欠。
私も副業で稼ごうとブログをはじめた際に「読者が求めていることって何だろう?」と考える中で、改めてマーケティングの重要性を実感しました!
なので、これから副業でお小遣いを増やしたいと野望を抱いているサラリーマンの方も、マーケティングを勉強することをおすすめします!
また、Webマーケティングやデジタルマーケティングの需要が高まっている現代で、今さらマーケティングの基本を学んで意味があるの?と思う方もいるかもしれませんが、マーケティングのやり方が変わってもマーケティングの本質は変わることはないので心配ありません。
それに、どんなことも基本を身につけないとうまく応用することはできないので、まずは基本をしっかり身につけていきましょう。
ということで、ここからはマーケティングの基本的な手法についてお伝えしていきます。
マーケティングの基本講座:3C分析
事業の成功させるためには自社の置かれている現状を把握することが大切!
そのためには3C分析と呼ばれる以下の3つの視点から自社を分析すると現状を把握しやすいです。
《3C分析》
▶︎Customer(市場・顧客)
▶︎Competitor(競合)
▶︎Company(自社)
3つの視点のうち具体的にどのようなところをチェックしていけば良いのか見ていきましょう。
■Customer (市場・顧客)
・事業の市場規模
・事業の成長性
・ターゲットとなる顧客層
・その顧客層が求めてること
・その顧客層の消費行動
■Competitor(競合)
・競合となる数
・競合の市場シェア
・競合の強み、弱み
・競合の戦略
・競合の資本力
■Company(自社)
・自社がかかげるビジョン
・自社の強み、弱み
・自社の資本力
上記のようにCustomer(顧客・市場)とCompetitor(競合)を分析した上で、Company(自社)の強みを活かす方法を考えましょう。
資本力がなくても、いろんな視点から分析することで自分が有利に戦える方法はきっとあるはず。
自分に都合が良い戦い方で顧客を満足させる方法を見つけるために3C分析は大切です。
わざわざ競合相手の優位な土俵で戦うことはありません。当たり前のことに感じるかもしれませんが客観的に分析してみると競合が優位な土俵で戦ってしまっていたということはよくあるケースなので冷静に分析し戦略をたてましょう。
マーケティングの基本講座:STP分析
マーケティングではターゲットを絞ることが重要で、その際によく使われる手法がSTP分析です。
STP分析を説明する前になぜターゲットを絞ることが重要かと言うと、それは狙うべきポイントを明確にすることで、より効果的な戦略を考えることでできるからです!
商品・サービスを販売する際にたくさんの人に「見てほしい」「買ってほしい」「使ってほしい」と思うあまり、ターゲットを広げ過ぎてしまうと、当たり障りのない内容となり結果的に誰にも響かないなものになってしまいます。
そうならないためにもターゲットをしっかり絞り、その人が求めているものを追求していかなければいけません。
その際に役に立つフレームワークが先ほどお伝えしたSTP分析。
STP分析は以下の手順でターゲットを絞っていきます。(※それぞれの頭文字をとってSTP分析と呼ばれている)
①Segmentation(セグメンテーション)
②Targeting(ターゲティング)
③Positioning(ボジショニング)
■Segmentation(セグメンテーション)
セグメンテーションでは、年齢・性別・職業・収入・国・ライフスタイルといったように市場をこまかく分類していきます。
さまざまな切り口で分類することにより、消費者の特性と購買行動をあわせてアプローチをすることができます。
消費者のニーズをより明確化するために分類するということですね。
なので、同じニーズの消費者層なら無理に分類しなくても大丈夫です。
■Targeting(ターゲティング)
ターゲティングでは、お金・時間・労力といった限られた経営資源を、どのセグメントに使えば有効的に成果に繋げられるかを考えていきます。
自分の事業規模とやり方にマッチして効果が期待できそうなのはどこかを選びましょう。
成功者のやり方をそのままマネしている人は、このターゲティングをちゃんとおこなわないと危険!
なぜなら、事業の規模が違うとターゲットとする消費者層も異なることがあるので、実施している戦略が的はずれになっているかもしれないからです。
また、マーケティングではターゲットと似たような意味で使われるペルソナという言葉があります。
ペルソナはターゲットをより細かく設定したもの。
消費者のニーズが多様化している現代で、消費者の満足度上げるためにペルソナ設定の重要性が高まってきています。
ペルソナ設定については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
>>Webマーケターが教える本当に役立つペルソナ設定の方法
■Positioning(ボジショニング)
ポジショニングでは、選定したターゲットに対して自分の商品やサービスの差別化をはかっていきます。
差別化をはかるには競合相手と自分の違いを明確にして、それを消費者に伝えることが必要!
差別化をはかる手段としては価格・品質・信頼・手軽さ・スピードなどさまざまあると思いますが、まずは消費者にどのように認知されたいのかを明確にして、そのためにどのようにアピールするのが最適なのかを考えていきましょう!
差別化がうまくいけば「安いといえば◯◯」「高くても品質が良いのは◯◯」「このジャンルについては◯◯」といったように市場でのポジションを確立することができます。
このようにSTP分析をおこない効率良く売上アップに繋げましょう。
マーケティングの基本講座:SWOT分析
戦略を考えていく上で、その事業を取り巻く環境を分析することが必要です。
その際に役立つのがSWOT分析と呼ばれる手法で、これは以下の4つの要因から戦力を考えるやり方です。(※それぞれの頭文字をとってSWOT分析と呼ばれている)
《内部環境》
■Strength(強み)
■Weakness(弱み)
《外部環境》
■Opportunity(機会)
■Threat(脅威)
図1のような表を作り、自分の強み・弱み(内部環境) 、機会・脅威(外部環境)、それぞれに当てはまることを書いていくことで現状を整理することができます。
こうすることで自分にとって良い要因だけではなく、悪い要因も把握できます。
良い部分だけを見て、なんかうまくいきそうだなと考えるのは危険。悪い部分にもしっかり目を向けて戦略をたてないといけませんね。
私も良い要因だけを見て、なんかイケそうと思い、よく失敗する方なのでみなさんも気をつけてくださいね…
ちゃんと全体を俯瞰で見ることが大切です。
外部環境の機会・脅威を書く時のポイントは2〜3年後まで予測すること。そうすることで未来を見据えた戦略をたてることができます。
すべての要因を書き終えたら、それぞれの要因を掛け合わせ戦略を考えていきましょう。このことをクロスSWOT分析と呼びます。
「機会×強み」「機会×弱み」「脅威×強み」「脅威×弱み」といった感じです。
それぞれの組み合わせによって戦略の方向性が異なります。
「機会×強み」➡︎積極的攻勢
「機会×弱み」➡︎段階的施策
「脅威×強み」➡︎差別化
「脅威×弱み」➡︎専守防衛・撤退
これでどんな戦略を立てるべきなのかチェックしてみてください。
マーケティングの基本講座:PEST分析
ビジネスを取り巻くマクロの外部環境を分析する際によく使われる手法がPEST分析です。
先ほどのSWOT分析は、その事業においての機会や脅威を分析するのに対して、PEST分析は世の中に関する広い視点でビジネスを分析し事業のやり方を計画するといった感じです。
PEST分析は以下の4つの要素を分析し戦略を考えます。(※それぞれの頭文字をとってPEST分析と呼ばれている)
■Political(政治)
▶︎法律の改正、増税、政権交代 etc…
■Economy(環境)
▶︎景気、物価、失業率 etc…
■Society(社会)
▶︎流行、社会問題 etc…
■Technology(技術)
▶︎開発された新技術、ITの活用 etc…
どんな事業であっても世の中の変化に全く影響をうけないということはありえません。
特にコロナウィルスの世界的大流行でこのことを実感した人は多いのではないでしょうか。
コロナウィルス感染拡大により失業者が増え、さまざまな社会問題を引き起こしました。その一方でリモートでの働き方に注目が集まり仕事のあり方が変わろうとしています。
このように世の中の変化をしっかり把握して戦略を考えていくことが必要です。
世の中は常に変化しているので、その都度世の中の変化にあわせて戦略を練っていかなければなりません。
そのためにも日頃からいろんなニュースを見てアンテナを張り巡らせておかないといけないですね。
さいごに
今回のnoteではマーケティングの必要性と基本的な手法を4つ選んで説明させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
マーケティングでは、今回お伝えした手法のようにさまざまな視点から物事を捉え戦略を立てることが重要です。
あなたも本業や副業で効率的に成果を出したいのであれば、マーケティングスキルを身につけ実践していきましょう!
また、Webを活用したマーケティングについて詳しく知りたいという方は以下の記事をぜひご覧ください。
>>これだけは押さえておきたいWebマーケティングの基本を徹底解説