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#10 ありえないことも起こる、この世の中【虐待サバイバー】

こんにちは、ゆきなです。
今回書かせていただく内容は、幼い頃から虐待を受けていたサバイバーの方ならきっと共感いただけると思います。共感いただけない方でも、「この世の中には色んな人がいるよ〜」という参考にはなると思うで、最後までお読みいただけるととっても嬉しいです。

後半は、「治しようのないコンプレックスとどう向き合うか」について自分なりの考えをシェアしています。


感情を捨てた過去

私が生きることを苦しい・つらいと感じるようになったのは、忘れもしない、1歳の誕生日を迎えて少しした頃。母親に叩かれたり引きずられたり、置いていかれることが増え始め、父親の舌打ちと突き飛ばしに怯えることからはじまりました。

生きることすべてを嫌になったのは、2歳の誕生日がきて少しした頃。

はじめての習い事、スイミングをはじめてから暴言・暴力の頻度も程度も増していきました。父親に突き飛ばされて頭を打ち、めまいと吐き気に襲われてからは、次こそは殺されてしまうんじゃないかとずっと怯えていました。おかげで受け身のうまい人間に育ちましたが…(苦笑)

わたしが感情・主観を捨てるに至った経緯は、だいぶ前に書いたこちらの記事をみてもらえるとわかりやすいと思います。



感情を理解・表すことはできるが、感じない

1歳から感情を捨てる努力をし、殺される恐怖に対処し続けた結果、わたしは自分の脳に、感情を認識する能力を伸ばすことを諦めさせることに成功しました。その結果、過酷な幼少期を生き延びることにも成功しました。

この成功が「どんな環境にあっても、自分で自分の未来を切り開いていける」という自己効力感を育ててくれました。しかし、大人になってから自分が自閉症であることを知り、自分の努力による成功の半分ほどが、運に支えられていたことを知りました。

わたしはずっと自分の感情にも、他人の感情にも無頓着で、感情に思考が飲まれることが赤ちゃんの頃からありませんでした。

そんな私が3才で幼児教室に通うようになり、感情を感じられなかったとしても、世の中に認められる範囲で感情表現できなければ、生きるのが難しくなることに気がつきました。そこでわたしは、周囲の子どもたち(同級生)から、感情の働きと効果・意味を学ぶようになりました。

どのような表現方法が最善なのかもたくさん考え、分析し、実験しました。

結果、小学校に入るまでには感情がないことを隠しながらも、世の中に認められる範囲内の適切な感情表現はできるようになっていました。


感情がない ≠ 主観がない

ただ、感情が感じられないことが直接、主観のなさに繋がるわけではありません。主観がないというコンプレックスは、いくつかの原因が積み重なった結果としての状態・症状であり、肥満や顔の造形とは違い、改善しようのない、治しようのないコンプレックスなのです。

治りよう、治しようがないため、うまく付き合うか無理矢理抑え込んでないものとするか、ふたつにひとつ。抑え込むという方法は、手軽で即効性もあるため、私が今までよく使っていた方法でした。

しかし、この抑え込む方法は反動も大きく心にも体にもダメージを与えます。そこで今は、できる限り自分の特性を、自分自身を抑え込まず社会とうまく共存する方法を模索中です。

話は元に戻りますが…

私は、感情を感じられないという症状が単体で存在していることは、ほぼない。と思っています。現にわたしも、感情がない(アレキシサイミア)だけでなく、離人症を含む解離性障害も患っているし、複雑性PTSDも患っています。

そして今は、主観がないという状態に陥った要因は 離人症 ✕ アレキシサイミア がもっとも多くの比重を占めていると思っています。


世の中をただ淡々と観察している

わたしには主観という存在がうまく育たなかったので、世の中の見え方はカメラに写る風景や映画と同じ。常に観察者として淡々とこの世界を眺めています。この世の中をただ眺めているだけではつまらないし、もったいないので、ゆっくりじっくり観察し、分析し、深掘り・考察し、いろんな問題について考えながら生きています。

感情もなく、観察者としてぼーっとしていれば、つらいことも苦しいことも興奮することも悲しむこともなく、ただただ平穏なときを何気なく過ごすことができますが、わたしが日本にいたときは1日に何度もフラッシュバックをしパニック発作に飲み込まれ、平穏なんて幻の存在でした。

なにもしなくてもつらいのなら、たくさん考えて、深掘って、観察をより価値の高いものにしようと今も努力を続けています。


今の悩み

とはいっても、社会で活躍するにはある程度、〝普通〟の人が気に入るカタチに落とし込む必要があります。じゃあ、どうするか。

私は出来事や考えを感情のこもった主観で語り、読者や観てくれている人をグッと引きつけるような話はできません。しかし、主観を中心に生きている〝普通〟の人にはない視点や経験を持っています。

感情がないからこその語り口、モノの見方もあります。

ということで内容は決まりました。問題はカタチです。より多くの人に興味をもってもらい、好いてもらうにはどんなカタチがもっともいいのか。

今はここを悩んでいます。

この悩みは、継続して発信を続け、より良くなるように常に改善していくことで、少しずつ解決の方向へ向かうと信じています。


治しようのないコンプレックスとの向き合いかた

これはぶっちゃけジャンルにもよると思います。個人の力が大切になってくる個人事業や発信・プライベートでの過ごしかたにおいてなのか、成果よりも人間関係でトラブルを起こさないことが最優先される、バイトや仕事でのことなのか。

後者はなんとなく「こうするしかないよね」っていうのがあるので、今回は個人の力が大切な場面について、本当に大切なことを共有します。


  1. 世間一般の〝正解〟を捨てる

  2. コンプレックス(マイナス要素)を書き出し、そのマイナスをプラスにできるものを書き出す

  3. ②を世の中に受け入れられるカタチに落とし込んで発信する

  4. 発信するときは最初から正解を出すことを求めない

  5. 発信することが自然で、心地よくなるように工夫する


わたしがこうしてnoteを続けていられるのは、常にこの5つを心がけて、正解や成功よりもまずは自分自身が楽しみ、この時間が心地よくなるように工夫を重ねているからです。

もし、あなたの中にマイナスを埋めるだけのプラスを見つけられないときは、なにか1つでもいいので自分が「これは普通の人たちよりもできる」というものを身につけてみてください。知識でもスキルでも経験でも、なんでもOKです。普通の人たちよりもできると確信できなくても大丈夫です。「普通の人たちよりはできるかもなぁ?」程度で十分ですので、ぜひトライしてみてください。

「とはいっても… なにをどうしていいかわからない」というかたもいらっしゃると思います。「はじめの一歩を踏み出せない…」方もいらっしゃるかもしれません。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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あなたの1日が穏やかでありますように…

また別の記事でお会いできることを楽しみにしています!

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