dfplus.ioの基礎知識
1.そもそもデータフィードとは?どんな仕組み?
データフィードとは、「⾃社の商品のデータを、広告配信先のフォーマットに変換して送信する仕組み」。
私が働いている会社では転職サイトを運営していますが、求⼈情報のデータリストを提供先の広告媒体へ送信・連携する際はデータフィードの仕組みを活⽤します。
GoogleやFacebookなどの媒体側は、受け取ったデータを配信先の広告フォーマットに変換・カスタマイズして、広告を配信します。
データフィードの項⽬は、求⼈名や求⼈写真、年収給与、職種名など企業の⽤途や媒体仕様によって様々な設定ができる。
2.データフィード広告のメリット/デメリット
メリット
✓自動でユーザーにパーソナライズされた広告を配信できる
データフィード広告を活用すれば、自動で個々のユーザーの興味関心や商品閲覧・購買履歴をもとにパーソナライズされた広告を配信できる。
✓ユーザーの閲覧履歴に応じた広告を自動表示できるからコンバージョンしやすい
データフィード広告は、ユーザーの閲覧履歴に応じた広告を自動表示できるので、通常のキャンペーンと比較してコンバージョン率が高くなる傾向がある。
✓データ変換の工数が抑えられる
データフィード広告は、商品データを複数の広告配信媒体に合わせたフォーマットに自動変換し配信可能なので、そのデータ変換の工数が抑えられます。
デメリット
✓導入の難易度が高い
データフィード広告は、リスティング広告やディスプレイ広告などと比べて導入の難易度が高い手法。
✓フィード情報の更新・管理が煩雑
データフィード広告では、商品情報の更新に合わせてフィード情報も更新・管理する必要があり、この作業が煩雑になっています。
✓データフィード広告に知見の深い広告代理店が少ない
サイト開発からそれぞれのフィードの設計・連携、広告の運用まで、トータルに取り扱える広告代理店はそう多くないのが現状です。
データフィード広告は、サイト設計(ツール連携・タグ管理含む)・データフィード構築(メンテナンス含む)・広告運用など、成果をあげるためには総合的に適切に運用する必要がある。
3.基本⽤語を押さえよう
前提
私が今後、フィードフォース社のデータフィード管理ツールdfplus.ioを使う予定である為、左記サービス利用を前提とした基本用語まとめである点、ご了承ください。
マスターデータ
広告配信で使⽤する商品データ。1商品が1⾏で
記載されたCSVやTSV形式のファイルを指す。
dfplus.ioにおいては、取込んだ商品データを指す。
マスターデータはサイトに⼀つだけ作成でき
変換・最適化していきます。
データフィード
マスターデータを広告配信に適した形に変換・最適化し、定期的に更新する仕組みと、その最適化された広告配信⽤の商品データを合わせてデータフィード(またはフィード)と呼びます。データフィードはサイトに紐づいて作成できます。
フィード先
Googleショッピング広告で利⽤するマーチャントセンターや、Criteo、Facebookなどの、データフィード広告媒体を指します。
ルール
フィード先での広告効果を⾼めるために、マスターデータの値への操作を⾏うためのルール。 ⽂字列追加、四則演算、正規表現での置換、アイテムをデータフィードから除外したりできる。ルールはデータフィードに紐づいて作成できます。
FTP(File Transfer Protocol)
FTP(File Transfer Protocol)は、ネットワーク上でファイルを送受信する際に使⽤する通信プロトコル(通信規約・決まりごと)の⼀種。
FTPは、Webサイトの制作・公開・管理の現場で多く利⽤されています。Webサイトを公開するためには、あらかじめ作成した⽂章や画像などの各種ファイルをWebサーバー上に転送、つまりアップロードする必要があります。このファイル転送のための通信プロトコルをFTPと呼びます。
FTPサーバー
FTPサーバーとは、FTPを⽤いて接続される側、通信の受け⼿となる側のコンピュータを⽰す単語。ここでいうサーバーとはあくまで
「接続される側」の意味。
FTPを利⽤するには?
実際にファイルの転送をおこなうには、まず
FTPクライアントソフトをクライアント側に導⼊する必要があります。
厳密に⾔えば、ソフトがなくともFTPは利⽤できるが、ソフトを使えばファイルの送受信がさらに容易になるため、初⼼者はソフトの使⽤がおすすめ。
FTPクライアント
FTPサーバーがFTPを⽤いて「接続される側」であるのに対し、「接続する側」、つまり通信を持ちかける側のコンピュータやソフトウェアのことをFTPクライアント(ソフト)と呼びます。
中でも「FTPソフト」と表現する場合は、ファイルの送受信をより簡単におこなえるよう開発されたクライアント⽤のソフトウェアのことを指します。
このFTPソフトをクライアント側のパソコンに導⼊し、FTPサーバーへと接続することで、ようやくパソコン内のファイル・フォルダなどのアップロードができるようになる。
バッチ処理
バッチ(Batch)は「ひと束」「⼀群」「1回分にまとめる」という意味。
バッチ処理はあらかじめ登録した⼀連の処理を⾃動的に実⾏する処理⽅式を指す。
複数のプログラムやファイル転送コマンドなどの実⾏順序を定義し、⼤量のデータを⼀括処理する。 処理の単位を「バッチ」と呼ぶ。
4.dfplus.ioではFTPサーバーが無料で使える
FTPアカウントの発⾏⽅法
フィードフォース社のFTPサーバー「files.dfplus.io 」を使って、dfplus.ioに
マスターデータ格納が可能。
dfplus.ioではサイトごとに無料でFTPアカウントを発⾏することができる。
発⾏したFTPサーバーは、マスタデータで使⽤する商品データファイルの置き場として利用できる。
dfplus.io上のマスタデータの取込 - サーバー連携
おおまかな取込みプロセスは下記。
①dfplus.io用意のFTPサーバーに、自社バッチ処理を用いて商品マスターデータをup。
↓
②dfplus.io上で商品データ取込先にdfplus.io用意のFTPサーバー情報(※)を入力。※商品データ取込先url、ユーザー名、パスワード。
↓
③dfplus.io上でマスターデータのインポート実施。
↓
④dfplus.io上でマスターデータ取り込み(FTPサーバーを経由)が完了しているか確認
5.代表的なデータフィード広告
Criteo
配信先
Yahoo!(webのみ)、
Google Networkなど。
機能/特徴
Yahoo!に在庫を持つ。
配信エンジンが優秀。
クリエイティブが豊富。
他DSPと比較してCTRが高い。
配信先
Google検索、Google画像検索。
Google検索のショッピングタブ。
Google検索のパートナーサイト。
Youtube、Gmail、Google Discover を含む
Googleディスプレイネットワーク。
機能/特徴
Googleの在庫を持つ。
検索KWと連動。
細かい設定が可能。
自動入札機能が高性能で、過去の行動履歴を
基に、コントロールが可能。
Yahoo!
配信先
Yahoo!、Yahoo!アプリ面。
機能/特徴
アプリ面に配信可能。自動入札機能。
Yahoo!TOPのタイムラインへ配信可能。
配信先
Facebook、Instagram、
Audience network。
機能/特徴
Facebookの在庫を持つ。
クロスデバイス配信。
デモグラ配信。
クリエイティブが豊富。
ターゲティング精度が高い。
LINE
配信先
LINE NEWS、タイムライン、
LINEマンガ、LINEブログ。
機能/特徴
圧倒的なユーザー数。
アクティブユーザー数が多い。
10-60代にリーチ可能。
参照した記事
以上です。勉強を継続します。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?