詩「死のような苦しみ」

呼吸ができない
生きがいとは何なのか
わたしが生きる価値とは

わたしの中に在る生命
あらゆる物事を苦と感じる生命
いつも問うている
幸福とは何だろうかと

どれが不幸とは言い難い
だが、歴としてわたしを苦しめる
表しようのない大きな不安

わたしの生命は何を叫ぶ
これが道だと言えるものは見つからず
どこに向かえばいいのだろうか
漠然とした怖れに包まれる
その中でじっと、ただじっと身動きも取れぬまま

いつかこの生命の中にある躍動が教えてくれる
これがわたしの道なのだと
でも、その時を待つのもただ苦しみ
いっそ終わればいいのに

生命は続く
不安と恐怖、その中で。

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