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好きなことから先にする

おはようございます。にゃかです。
今日は夕方から歯医者なのです。それまでは・・暇!!

先に勉強を2、3時間するか。
それとも大好きな読書をするか。

すごく迷ったけど、今日は読書からしようと思います。
今はオーディブルで川上未映子さんのエッセイ『深く、しっかり息をして』を聴いて耳読書中です。

基本は午前中のうちに勉強からスタートさせるのですが、どうにも今日は勉強より読書をしたい気分。昨日いろいろ嫌なことがあったから現実逃避したいんだと思う。

経験上、こういう時に無理に勉強しても、(あ~本読みたい)(あのミステリ、続きどうなるんだろ。犯人絶対あいつでしょ)とかいろいろ考えてしまって集中できないので、やっぱり今日の選択は良かったと思う。

ちなみに、昨日は勉強に関しては結局5分ほどテキストをパラパラ見るくらいしかできませんでした(笑)
それでも少しでも勉強しようと頑張った自分を褒めたい。

本当はロボットのように、毎日たくさん同じ量を勉強できればいいのですが、そうも行かないのが人生。体調が悪い日などはどうしてもあまり勉強できないけど、体調良い日に頑張ろう。

今日読む本・・
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』ファン・ボルム
『珈琲店タレーランの事件簿5』岡崎琢磨
『楽園のカンヴァス』原田マハ

『ヒュナム洞書店・・』は作中に出てくる実際の本や映画にも興味があって、さっそく図書館で『光の護衛』チョ・ヘジンの本を予約中。最近ノーベル賞で韓国の女性作家が受賞したこともあって、韓国文学に興味あり。

タレーランはやっぱり長編が面白い。シリーズの4巻目は短編だったけどちょっと物足りなかった(笑)。

原田マハさんは初期の作品しか知らず(『カフーを待ちわびて』とか)、アートを扱ったここ最近の小説は初めて読む!今のところ、ワクワクする展開でドキドキしてます。

あ、昨日は、オーディブルで村上春樹の短編『沈黙』を聴きました。
何度読んでも良い作品。

人は勝つこともあるし、負けることもあります。でもその深みを理解できていれば、人はたとえ負けたとしても、傷つきはしません。人はあらゆるものに勝つわけにはいかないんです。人はいつか必ず負けます。大事なのはその深みを理解することなのです

村上春樹 『沈黙』

負けるわけにはいかないんだと思いました。青木に勝つとか、そういうことじゃありません。人生そのものに負けるわけにはいかないと思ったんです。自分が軽蔑し侮蔑するものに簡単に押し潰されるわけにはいかないんです。

村上春樹『沈黙』

登場人物の大沢さんは、冒頭で、「人生は負けることもある」と話しながら、青木やクラスメイトからのいじめの話を終えた最後には、「人生そのものに負けるわけにはいかない」と話していてどういうことだろう???と思った。

たしかに、人生でずっと勝ち続けることは不可能。
でも、自分がどうしても曲げたくない信念を脅かすものに対しては絶対に負けてはいけないということなのかな。

私は他人と比べて、負け続けている人生かもしれないけど(大学受験の失敗、休職など)自分の人生そのものには負けたくないな。躁鬱のせいで辛いこともたくさんあったけど、やっぱり生きることは素晴らしいと思う。それをいつも思いながら毎日生活してる。

村上春樹は同じテーマで小説を書きすぎ!と批判されることもあるけど、、繰り返し繰り返し読者に訴えかけたいものがあるから雰囲気が似た小説が生まれるのかなと思う~。

これ書いてて、村上春樹の『村上さんのところ』という読者からの質問に村上さんが答えてく本を読み返したいと思いました(笑)。
コンプリート版は電子書籍のみなんですが、ちゃんと持ってる村上主義者です。丁寧に読者からの質問に答えててくれてうれしい作品です。

さて、それでは、もうそろそろお茶淹れて読書タイムにします。
またね~。






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