2025ファジアーノ岡山にフォーカス5『 J2からJ1へ手堅くも昇華~刻印(克因)~ 』J1 第2節(A)vs横浜FC



1、J1での初敗戦もぶれない想い~冷熱~


2025 J1 第2節 横浜FC vs ファジアーノ岡山
2025年2月23日(土曜日)14:03kick off ニッパツ三ッ沢球技場

 連勝に期待して待ちに待った横浜FC戦でしたが、結果は、1-0の敗戦でした。22番 一美 和成 選手が決めていれば、1-1で勝ち点1でしたが、厳しい結果になってしまいましたね。

 私だけではなく、みなさんもそうだと思いますが、J2でもJ1でも勝ち点3を目指すという気持ちで毎試合入っています。この先は、人によって差があるでしょうけど、本当に最後の最後まで勝ち点3を意識して考えて、それが無理と分かると同点。それが無理なら1点でも返す。負けたら負けたで、次の試合は勝つみたいに、そっちに意識がいきます。

 なぜか、そんな感じにポジティブに思考回路が回ってしまう私なんですが、現場は恐らく逆で、ネガティブな面に向き合って行く必要があって、J1であったとしても敗戦した理由を徹底的に探り出して、次に繋げなければなりません。

 ネガティブな意見というのを見つけられるだけ見つけて、ポジティブに変えられるところから直していく。その繰り返しだと思います。

 昨シーズンは、最終的にそこをしっかり上積みできたことで、最終的に昇格できたというシーズンでした。

 J1でもその伸びしろを着実に伸ばすことで、J1残留の先がみえてくると思いますので、下を向かず、ホームでの一戦に気持ちを切り替えていきたいですね。

 ただ、最初で最後のJ1での初敗戦が、J2でも何度も対戦した横浜FCで、その決勝点が、岡山にもいた9番 櫻川 ソロモン 選手というのも正直に言えば、なんとも言えない複雑な心境ではあるんですが、昨年対戦した時の横浜FCと同じサッカーであっても、クオリティは全くの別チームに仕上がっているなと感じましたし、9番 櫻川 ソロモン 選手のクオリティも上がっているなと感じましたので、J2の時の横浜FCであって横浜FCではない。J2の時の9番 櫻川 ソロモン 選手であって9番 櫻川 ソロモン 選手でないような力強さを感じた試合でもありました。

 岡山サポとしても、他のクラブにそう思っていただけるような、J1仕様のスタイルをより体現できたらと思いますので、そこを試合を振り返りながら、一緒に探れたらと思います。

 敗戦で、確かにショックで、心の士気が若干冷たくなる衝撃ですが、闘志は熱く燃えています。

れい‐ねつ【冷熱】 の解説
冷たいことと熱いこと。感情などがさめることと熱くなること。

goo辞書
より一部引用
URL:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%86%B7%E7%86%B1/

 全文無料公開。スキーやフォローや、購読などをして頂ける記事を目指しています。一人でも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。


2、J2スタンダードからJ1スタンダード~火花散る攻防~


 横浜FCとの対戦の前に、シーズン序盤での2試合の敗戦と、シーズン終盤の快勝の2試合の両極端なイメージがあったので、当然ながら後者を期待してみていたんですが、1点差勝負になる手堅い内容の1点が勝敗を左右する好ゲームになりましたね。

 前半から気になっていたのは、18番 田上 大地 選手のフィジカルの部分で、J2でも、圧倒されて何もできないという試合もありましたが、この試合でも粘ることができてはいたものの、最終的に押し切られた後半に決勝点を決められたしまったという試合になってしまいましたね。

 こういった展開になるかどうかは、正直やってみないと分からない部分もありますし、DFリーダーとしての統率力やチャンスメーク力や決定力。ここは代えがたい部分があるので、ダメな時に考えるという方針で、よっぽどでない限り戦っていくことになるでしょう。

 24シーズンであれば、前半は我慢して耐えて、後半のどこかで、5番 柳 育崇 選手を投入して、高さと強さで対抗していたんですが、今季から控えのCBは、4番 阿部 海大 選手ですから、岡山では中央をやった経験がないので、その辺り、今後の控えCBを選ぶ上での決断する上での選択肢として、5番 柳 育崇 選手が入るという選択肢も出てくるでしょう。

 後は、強風の中での試合の戦い方が、この試合でも不十分であったかなと。個人的に、後半は風上の方が良い派なんですが、どっちがピッチを選んだのでしょうか。後半に風が変わる可能性があるので、前半は風上が無難ではあるという考え方も理解できますが、その辺り可能であれば、山陽新聞さんと連携、もしくは契約して、気象情報を分析したりとかできないんでしょうか。

 この試合でも99番 ルカオ 選手の突破は、迫力がありました。9番 櫻川 ソロモン 選手の突破も凄いですが、両選手には明確な違いがあります。

 99番 ルカオ 選手は、スピードがありますが、9番 櫻川 ソロモン 選手には、スピードはそこまでありません。全てが剛なのが99番 ルカオ 選手であれば、9番 櫻川 ソロモン 選手は、柔もある選手ですよね。

 この試合で、はっきりしておきたいポイントは、岡山は、フィジカルで押すFWの選手が、99番 ルカオ 選手だけに対して、横浜FCは、2選手(3選手とも言えなくないですが…)がフィジカルで押す選手という感じですので、どうしてもミスマッチが生じてしまう部分が出てくるんですよね。

 本当であれば、9番 櫻川 ソロモン 選手には、2番 立田 悠悟 選手が付くというのが理想なのですが、18番 田上 大地 選手が付けざる得ないシーンが多くなってしまう。

 そう考えると、かなり厳しい守備対応を迫られた部分はあったと思います。24シーズンであれば、5番 柳 育崇 選手を起用する可能性も十分あった試合ですが、18番 田上 大地 選手がスタメンであった訳ですから、ここから5番 柳 育崇 選手の巻き返しというのも必要になってくると感じますね。

 もしくは、中央に2番 立田 悠悟 選手で、右CBに4番 阿部 海大 選手という選択肢も考えたい所ですね。

 話は戻るんですが、純粋に一番強い選手が、99番 ルカオ 選手に付くということを横浜FCは徹底してくる訳で、そこで突破できる99番 ルカオ 選手は、良い状態で開幕を迎えることができたということを改めて感じますね。

 前半で、一番湧いたのは、そのシーンでしたし、フィジカルに強い選手をその上で、超えていくって熱すぎるシチュエーションですよね。

 後は、88番 柳 育崇 選手の強さをもう少し活かしたかった部分はありました。守備の部分でこそ、高さである程度は、防ぐということができてましたが、開幕戦の京都戦のような攻撃で、そこを活かすという部分があまりできなかった試合でした。

 同様に左サイドの50番 加藤 聖 選手が、高い位置や深い位置で受けて、クロスや中に入っていくというシーンもあまりできませんでした。期待されていた50番 加藤 聖 選手のCKやFKも横浜FCには高さがありますから、シンプルな精度や高さだけでは、ピンポイントで合わないとゴールを決めるというのは難しい試合だったかなと。

 実際にセットプレーでは人に付くというよりは、ゴール前に山脈を作って壁を築いてたんで、ここを開幕戦で決めたような得点は期待できない。そういった難しさはありましたよね。

 岡山は、秋田になかなか勝てない試合が続いてましたし、清水に勝てないのもこういった手堅いチームに対して、決め手を欠く部分があって、押しきれないどころか、逆に押されると苦しくなるという試合が多かったですよね。

 それでも前半0-0であったように、風上の有利を活かして、99番 ルカオ 選手をシンプルに使っていくことはできていましたし、8番 江坂 任 選手の2選手の攻撃の軸として戦うという部分は明確に示せていた前半であったと思います。

 この試合の前半に関して言えば、9番 グレイソン選手がいたらもう少し風上を活かせのかなと思います。

 現状は、99番 ルカオ 選手が、ポストプレーとサイドから打開とか、マルチにやってるので、ここに9番 グレイソン選手に怪我がから復帰できた時に加わることができれば、ポストプレーができた上で、中央にどっしり構えて、外への動きと中の動きで、上手くバランスとれる感じはしますね。

 27番 木村 太哉 選手が、守備で奔走して、中にも入っていってと凄まじい運動量でのプレーは確かにできていて悪くないですが、CFにはなれないというのもありますから、いきなり得点を決めまくって、中でもCFのように振る舞うということを軸に戦い抜くというのは、現実的でないと思います。

 この背景としては、J2では、90分間での総合力で、最高値を出す戦いでしたが、後半に投入された45番 ブラウン ノア 賢信 選手とか、昨季スタメンであった22番 一美 和成 選手とか、27番 木村 太哉 選手や99番 ルカオ 選手とは違った武器を持った選手がいますので、常に最高出力出し続ける戦いができるんですよね。

 それこそ、19番 岩渕 弘人 選手をこのまま起用しないという選択肢はないですからね。その辺り、こういった悔しい敗戦を乗り越えていく中で、前進していかないといけないです。

 ただ、風上であった前半に蹴り合って、やや優勢に留まって、試合後に木山 隆之 監督が仰っていたように、攻める回数が少なかったのが痛かったかなと思いますね。

 岡山も50番 加藤 聖 選手や2番 立田 悠悟 選手、8番 江坂 任 選手が加わったように、横浜FCには、7番 鈴木 武蔵 選手、48番 新保 海鈴 選手、30番 山崎 浩介 選手、6番 駒井 善成 選手といった選手が、スタメンに入っていますからね。

 お互いに、J2スタンダードからJ1スタンダードという領域を意識した選手を揃えた上で、キャンプから良い準備をして、良いチームを作ってきた。そう感じた前半でした。

 デュエルに次ぐデュエルに次ぐ「火花散る攻防」の先の後半こそはと思いましたが、結果は厳しいものになりました。


3、再考したいゲームプラン~想像と創造~


 前半でも指摘したミスマッチにやられた9番 櫻川 ソロモン 選手に許した得点。水沼さんが語っていた。49番 スベンド・ブローダーセン 選手の飛び出しに行けなかったところ。

 結果的にここが致命的になったなぁと思います。もう1つ気になったのが、2番 立田 悠悟 選手のところ。部分的にしか映らないので、なんとも言えないですが、もう少しフォローやカバーできなかったかなぁと感じました。映像を見返したら、もしかしたら、物理的に無理と判断したかもしれませんが、今節は、その失点シーンも見返さずにレビューを書いています。

 後は、現地観戦でピッチ全体をみれば、視点は変わると思いますが、そこだけ見たらそう感じました。ただ、失点する時は、こうしたことが重なるもので、そう考えると、失点するべくして失点しまったとも言えるシーンでしたね。

 その後ぐらいに、2024シーズンに恐らくなかった24番 藤田 息吹 選手→7番 竹内 涼 選手の交代の流れ。開幕戦での88番 柳 貴博 選手に変えて、4番 阿部 海大 選手への交代がありましたが、木山 隆之 監督の中で、J1を戦う上で、フィジカル面でもテクニック面でもメンタル面でも、高いレベルを選手に求めている可能性が高いですね。

 J2であれば、24ベースの選手でもフィジカルで圧倒されるという試合は、そこまでなかったので、J2では24番 藤田 息吹 選手のフィジカルの弱さが目立つというシーンは少なかった。逆を言えば、J1で迎えた横浜FC戦では、フィジカル以外で良さを出せる場面が少なかったという部分はあると思います。

 8番 江坂 任 選手を見ても、はまさんが、ボランチの位置まで降りてきて、ゲームメークする司令塔みたいと仰れていたように、総合力の高さや強力な武器というのが、より必要となってきている。

 横浜FCが、J1スタンダードとも言えるチーム力を目指して、準備してきたように、岡山もJ1では、より厳しいJ1スタンダードのチーム内でのレベルが要求されていることを感じますね。それだけの競争が、岡山の中でもあるということを24番 藤田 息吹 選手の交代から感じました。

 27番 木村 太哉 選手にしても、これだけ走っていても引っ張るという選択肢はあったはずなんですよね。今季に関しては、交代のファーストチョイスになっている訳ですから、シャドーの選手へのクオリティには、相当な自信があるということでしょうね。

 この試合で、24番 藤田 息吹 選手が、交代しましたが、正直ここは本当は交代したくなかったと思うのですよね。次の試合が水曜日にあるので、その辺りを考慮しての交代でしょうか?しかしこれで、移動距離もありますし、違う選択肢も試しておくということで、3番 藤井 海和 選手のデビューの可能性が、ぐっと上がった感じがしますね。

 後は、33番 神谷 優太 選手と8番 江坂 任 選手のフィーリングの相性が良さそうなので、なかなか持ち味を出し切れていない14番 田部井 涼 選手に代わってスタメンというのも1つの選択肢でしょう。

 左のキッカーは、50番 加藤 聖 選手がいますし、8番 江坂 任 選手と33番 神谷 優太 選手が、同時に出場する相乗効果は、かなり大きいと感じています。

 幸いにも次節は、水曜日なので、そこでテストし易い状況ではありますが、8番 江坂 任 選手が、フル出場なので、メンバー外か、リザーブスタートの可能性もあるかもしれないですね。

 後は、この試合に関して言えば、99番 ルカオ 選手を引っ張り過ぎているのではないかと感じますね。明らかに怖さを出せる回数とか勝てるシーンが減っていましたので、その辺り、交代選手のタイミングや選択は、再考の余地があるかなと感じますね。

 それでもこの試合では、最後の交代が、後半の35分ですから、かなり早いタイミングで、交代カードを使い切りましたし、その選択自体も悪くなかったと思います。

 横浜FCが先制してからは、前からのプレスの圧力が弱まったとことで、43番 鈴木 喜丈 選手が、パスでのチャンスメークできるシーンや高い位置まで上がるというシーンが増えてきた中で、多くの選手が絡んだ攻撃を出せたことは、大きな前進でしたね。

 22番 一美 和成 選手の惜しいシュートも43番 鈴木 喜丈 選手からでしたし、J1でもこういったシーンが増えて欲しいなと思います。

 水沼さんも仰られていましたが、8番 江坂 任 選手の意図を感じ取れずに、パスに反応できていないシーンが、開幕戦に引き続きこの試合でも多くあったので、ここを感じ取れるようになれば、劇的に得点力はアップすると思っていて、そうなった時が、8番 江坂 任 選手が、本領発揮する時だと個人的に感じています。

 確かに現状でもかなり凄いですけど、例えば、そういった感覚に優れた19番 岩渕 弘人 選手や怪我から復帰した時に、9番 グレイソン 選手と組んだら面白そうですし、ここに39番 佐藤 龍之介 選手が絡んだ時の相乗効果も楽しみですよね。

 J1でも岡山が強くなるためにできることはまだまだあると思います。

 J1初昇格からの連勝こそ逃しましたが、岡山としてできること。表現できること。岡山らしさというのは、開幕戦以上に出せたと思いますので、悔しい敗戦でしたが、次節の水曜日のG大阪戦で、今まで出場機会が少なかった選手に出場機会のチャンスがあると考えると、非常に楽しみですよね。

 水曜まで、準備期間こそ短いですが、想像を最大限に膨らませて、歴史を創造していく。そういった躍進の礎となる一戦にしたいですよね。


4、G大阪戦に向けての木山マジックは?~堅実か?変革?~


2025 J1 第3節 ファジアーノ岡山 vs ガンバ大阪
2025年2月26日(水曜日)19:00kick off JFE晴れの国スタジアム

スタメン

GK:49番 スベンド・ブローダーセン 選手

 1番 佐々木 雅土 選手の抜擢の可能性もありますが、基本的には49番 スベンド・ブローダーセン 選手かなと感じますね。

左CB:15番 工藤 考太 選手

 43番 鈴木 喜丈 選手は、怪我が心配ですので、ここは、無理させず、15番 工藤 考太 選手のJ1デビュー戦になる可能性が濃厚でしょう。

中CB:5番 柳 育崇 選手

 24ベースであれば、5番 柳 育崇 選手のスタメンの可能性もありますが、18番 田上 大地 選手が、この試合もスタメンの可能性もありそう。もちろん、2番 立田 悠吾 選手の可能性も十分ある。正直、木山 隆之 監督が、現状どう考えているのかが、一番問われるポジションでもあり、重要なポジションであると思う。

右CB:4番 阿部 海大 選手

 高い確率で、今季初スタメンだと思っています。2試合連続で、ベンチ入りしていますし、今季の木山 隆之 監督の中でも信頼の高い選手だと思いますし、24シーズンでも主軸として、フルに活躍した選手ですし、本当に後は、中のCBが誰になるかですね。

左DH:33番 神谷 優太 選手

 14番 田部井 涼 選手のパフォーマンスがあまり上がってきていなくて、怪我にも強くないということで、1節と2節で、抜群の存在感をみせている33番 神谷 優太 選手をスタートでみてみたいという流れになるのでは?

右DH:3番 藤井 海和 選手

 24番 藤田 息吹 選手が、前節早く交代したので、今節のスタメンを意識しての可能性も否定できないですが、交代後にチームとして安定感が出てきたので、戦術的な理由での交代の可能性もある。このどちらかによって、どっちがスタメンかどうかに関係してきそうですが、世代交代を意識できる選手が、今季は岡山所属の選手なので、起用できるタイミングで、しっかり経験を積ませておきたいという起用も極めて自然で、十分考えられる。

左WB:16番 家坂 葉光 選手

 17番 末吉 塁 選手が、リザーブメンバーに入っていないことを考えると、50番 加藤 聖 選手が、2試合フル出場ですし、ここで抜擢しない理由はない。とはいえ、23番 嵯峨 理久 選手の可能性の存在もあるので、その辺りをどう考えるか。個人的には、16番 家坂 葉光 選手の初スタメンの可能性やリザーブメンバー入りが実現して欲しい。

右WB:88番 柳 貴博 選手

 ほぼ全選手、スタメンを変えることも可能な岡山ですが、連携面などを考えると、どこかのポジションで、2試合スタメンの選手を起用していかないと不安な面もある。出場時間を考えると、スタメンとして残したいことを考えたいポジション。23番 嵯峨 理久 選手の可能性もありますし、木山 隆之 監督の決断は、どうなるか。

左ST:19番 岩渕 弘人 選手

 岡山には、8番 江坂 任 選手だけではなく、19番 岩渕 弘人 選手がいる。岡山としての可能性や力を示す意味でも、起用するのであれば、前節8番 江坂 任 選手がフル出場であったこのタイミングかなと思います。

右ST:22番 一美 和成 選手

 前節の惜しいシュートを含めて、好調を維持。出場時間を考えても、ここでスタメンで起用する価値は十分ある。99番 ルカオ 選手をスタメンで起用するかどうかを含めてもスタメンの可能性は高い選手。

CF:99番 ルカオ 選手

 ベンチスタートも考えましたが、G大阪は、清水ほどフィジカルを一番に重視するチームではないので、スタメン起用で勝負する価値はある。出場時間は流石に短くなるでしょうけど、45番 ブラウン ノア 賢信 選手のスピードやパワーを活かした推進力のあるドリブルやパワーのあるシュートというのは、可能性を感じるので、前半だけという形でもスタメンで、動きが悪いなどのコンディションに不安がでた時に、交代していくという形でいいのではないか。

リザーブ

GK:1番 佐々木 雅土 選手

 スタメンの可能性もありますけど、まずはカップ戦を経てという形になるでしょう。横浜FCから岡山に移籍した49番 スベンド・ブローダーセン 選手が移籍した経緯を考えると、安易に正守護神を変更することは考えにくいというのが、現実か。

DF:2番 立田 悠悟 選手

 スタメン3選手の中で、一番スタメンの可能性が考えられる。もしスタメンであれば、中CBが予想される。そう考えると、ここには5番 柳 育崇 選手ということになるが、スタメンの時に話した通りに、その辺りを、木山 隆之 監督が、どう考えるかですね。

DF:20番 鷲見 星河 選手

 18番 田上 大地 選手と43番 鈴木 喜丈 選手は、無理させる選手ではないので、ここで清水戦に備えて休養してもらって、大型新人の20番 鷲見 星河 選手をリザーブメンバーに入れておくことは、仮に出場機会がなくても大きな意味を持つはず。

MF:7番 竹内 涼 選手

 ベンチでの立ち振る舞いを含めて、メンバーが大幅に変わる可能性がある中で、どう1つになって戦うか、何かあった時にどう修正するかという観点で、ベンチにいて欲しいのが、キャプテン。スタメンの可能性もありますが、スタメンの予想の2選手を最初から見てみたいという意味で、リザーブ予想。

MF:6番 輪笠 祐士 選手

 24シーズンであれば、ここでスタメンでしょうけど、木山 隆之 監督からすれば、普段なかなか起用し難い選手を起用するチャンスでもあり、その辺りをどう考えるか。勝利だけを考えれば、6番 輪笠 祐士 選手が、スタメンの可能性は、濃厚かと思いますが、どうなるでしょうね。

MF:23番 嵯峨 理久 選手

 スタメンの可能性は、大いにあるでしょう。88番 柳 貴博 選手と99番 ルカオ 選手を対G大阪でキーマンと考えたい選手でもある。ただ、そこを後半にするか。前半にするかというところであると思っています。もちろん、メンバー外の可能性もありますし、木山 隆之 監督が、どこまでのターンオーバーに踏み込めるか。

MF:27番 木村 太哉 選手

 もともと、スーパーサブがメインの起用法でしたし、最初から全力でプレーするというのが難しい中で、左右のWBもできるということを考えると、リザーブスタートもあるかなと思いますね。スタメンでもリザーブスタートでもその運動量は、大きな武器になると思います。

FW:45番 ブラウン ノア 賢信 選手

 99番 ルカオ 選手か、45番 ブラウン ノア 賢信 選手のどちらかが、スタメンかというところだと思います。G大阪に力で対抗できる両選手を90分間の中で上手くコンディションなどを意識して、積極的に起用して欲しいと強く思いますね。

FW:11番 太田 龍之介 選手

 怪我からの完全復活で、コンディションも悪くない。今季初のリザーブメンバー入りの可能性もある。8番 江坂 任 選手が、全節フル出場でも強行して、リザーブメンバー入りの可能性やスタメン入りの可能性もあり、その辺りをどう考えるか。

まとめ

 G大阪戦に向けて、メンバーを大きく変えないという選択肢もあります。ただ、今季のメンバーを観た時に、これぐらい変更するという選択肢がとれるメンバーだと思いますので、どこまで決断できるかです。

 私の予想は、その限界のところまで、メンバーを変更するという予想ですが、もしかすると、このメンバー以上にスタメンを変える可能性も正直あるかなとも思っています。

 私の理解を大きくこえてくる。それが木山 隆之 監督であり、木山マジックと言いたくなる采配ができる監督である。

 それでもリアリストという現実的な采配ももちろんできますので、どうなるか今から楽しみです。

 横浜FC戦で、J1での初敗戦が、結果として「刻印」されてしまいましたが、次の勝利に向けての克因(造語)の原動力にして欲しい。

こく【克】[漢字項目]
[常用漢字] [音]コク(呉)(漢) [訓]かつ よく
1 がんばって打ちかつ。「克己・克服/相克・超克・下克上」
2 よく…する。十分に。「克明」

コトバンク
より一部引用(広告あり)
URL:https://kotobank.jp/word/%E5%85%8B-499041

いん【因】
1 物事の原因。もと。「失敗の因をなす」
2 仏語。直接の原因。⇔果。
3 古代インドの論理学で、論証しようとする命題(宗)の理由を述べる部分。

コトバンク
より一部引用(広告あり)
URL:https://kotobank.jp/word/%E5%9B%A0-437075#goog_rewarded

 勝因を刻印の読み方に掛けて、克因と表現した。敗戦を克服して、前進する願いも込めた。

 悔しい敗戦でしたが、そこを乗り越えてのG大阪戦の初勝利に期待!!

文章・図=杉野 雅昭
text・figure=Masaaki Sugino


5、アディショナルタイム


・MIPアンケート


筆者紹介
 冷静さと熱さを両立した上で、自分の感じた事を自分の言葉で表現することを大事にしていて、ハイライトやテキスト速報をレビューを書くために映像や速報などを確認しますが、極力SNSの情報を遮断し、レビューを執筆していくスタイル。流石に通知や開いた時などに、偶然に目にすることもありますが、綿密に分析するというよりは、サッカーというスポーツの魅力を発信することを一番大事にしている直感型レビュアー。
 ファジアーノ岡山だけではなく、対戦クラブにもリスペクトの意識を持って、言葉にすることを心がけています。同時に、サポーターとの交流や魅力を語り合うことも好きで、レビューを書き始めて、中断期間や書けなかった試合こそありますが、10年以上、ファジアーノ岡山を中心にサッカーのある生活をエンジョイしつつ、応援してきました。同時に、人数も回数こそ少ないですが、岡山を問わず交流のできたサポーターの方もいて「趣味」という「生活」の一部になっていて、サッカー観戦を心より楽しんできました。これからも多くのサッカー通じての交流を大事にしつつ、皆さんと一緒にサッカーを楽しみたい。


ここから先は

0字

¥ 100

この記事が参加している募集

自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。