見えない部分に目を向ける
こんばんは。sugi.kです。
今日は私の指導論の一部についてお話しさせていただきたいと思います。
私はスポーツの指導において、掲げている2本の柱があります。
それはプレー向上のための指導と人間力向上のための指導の2つです。
これは私に限らず、多くの指導者の方々も同じような志を持って指導に当たっていると思います。
人を指導するにあたって、目に見える部分(プレーや行動)の改善は見たままを指摘できる分改善しやすい傾向にありますが、目に見えない部分(心、精神性、人間性)の向上は非常に難しいです。
しかし、そういった精神性の部分を高めてあげることで、プレー自体にも反映されることが多いのがスポーツ指導の面白い部分でもあります。
特に思春期をむかえている年代の選手たちへの指導は、精神性の部分を対話中心に安定させてあげることが重要になってきます。
もちろん思春期問わず、選手には良い時と良くない時があり、調子の浮き沈みがあります。そんな選手が自身で乗り越えていくように導くのも指導者の仕事なんです。
私の経験では、上手くいかない時の選手たちはプレーに集中することが困難になったり、話を聞くことを拒んだりすることもありました。
そんな時も選手に対してしっかりと向き合わなくてはいけません。時にはそっとしておくなどのテクニックを使いながら、試行錯誤をすることが必要です。
木をイメージしてみてください。木は目に見えない根っこの部分がしっかりしていれば、倒れずに強く伸びていきます。
人も目に見えない部分(心、精神性、人間性)がしっかりすることで、強くなっていくんです。
私は選手の内面を目で見ることはできませんが、そこに目を向けてあげることはとても大切なことだと思っています。
以上です。ありがとうございました。