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ホワイト化が進んだ世の中でも、体育会系が強いワケ
「体育会系」とメンタルタフネス
今月は木下斉さんのVoicyチャンネルで配信されている「ジブン株式会社ビジネススクール」の12月期に入校しました。
すでに何回か月毎に配信されているシリーズですが、今回私は初参加。
その理由は「ジブン株式会社で最も危険なのは、体と心を壊すこと」であることから、今月のテーマが12月はメンタルタフネスにフォーカスした内容になっているからです。
私もメンタルの状態=人生の豊かさだと思っています。
一時限目のテーマは、メンタルタフネスの基礎「なぜ体育会系は強いのか」
世の中、上司の方がパワハラ認定を恐れて部下を叱れないほど「ホワイト化」が進んでいますが、それでも重宝されたり活躍しているのは、学生時代を体育会系の理不尽とともに過ごしてきた人たちだったりします。
その理由について、木下さんは次の5点を挙げています。
1.規律
組織(チーム)の中での上下関係やルールのなかで揉まれ、理不尽に対する耐性がつく。
2.反復練習
勝ち負けと向き合う世界で結果を出すために、コツコツ努力を積み重ねる習慣が身につく。反復練習したことが自信にもつながる。
3.失敗の経験
勝負の世界では勝つことよりむしろ負けることの方が多い。そして、負けるから学ぶのである。格上の相手に負けたときは言い訳がついてしまうが、格下だと思っていた相手に負けてより大きな精神的ダメージを受けることもある。
4.チームワーク(仲間意識)
団体競技は言わずもがな、個人競技であっても周りは無関係ではなくチームワークや仲間意識が生まれ、精神的に支え合うことを覚える。そうした経験が無いと個人主義に陥る場合もある。
大学受験までは個人プレーで進んでしまうが、社会に出たらチームプレーとなる。個人主義型の人は負けたときに仲間のせいにしてしまうことがあり(例えば組織の中で愚痴や悪口を言っている人など)、組織の劣化を招く。
5.明確な目標意識
自身の勉学や受験等もある中で、限られた時間の中、目標意識を持って行動する習慣
「体育会系」でなかった私
なるほど、こうして挙げてみると、ビジネスの世界において重要な能力や習慣がズラリ。翻って私はどうか?
私自身は小中高と運動部に入らず(運動音痴だったこともあり)、体育会系のノリを理解不能なものとして冷めた目で見ていました。
意味のないルールや、先輩の言うことは絶対だとか、外から見ればおかしなことにしか見えませんでした。
しかし実際のところ、社会人になって尊敬する先輩や上司を見ていると、だいたい体育会系だったりすることがわかってきて、私の偏見は変わりつつありました。
(また、彼らが高卒である率も高くなく、大卒というアドバンテージの無い中、その分の4年間を実務経験に費やしてきたことも大きいのではないかとも思います)
そして今回、木下さんのお話を聴いて納得した次第です。
私の場合、特に1.と4.が改善すべき点です。
1.規律
見た目は真面目でルールはしっかり守りそうと言われるが、意味のわからないルールを守ろうとしなかったり、期限や時間にルーズで自分勝手な行動をとりがち。
→規則正しい生活、早めの行動、相手の価値観を尊重し、理解できないことはコミュニケーションをとって確認する。
4.チームワーク
人が集まってもどうせ足の引っ張り合いや責任のなすりつけ合いで終わると思っている。よほど面倒見の良い上司や先輩がいないとチーム内で行動できず、成果を上げることができない。
→チーム内コミュニティ内の役割をこなすだけでなく、仲間との信頼関係の構築、仲間を精神的に支えるような言動を心がける
生きていれば他人との接触があり、理不尽に遭遇する確率はゼロにできません。
ある程度の理不尽はやり過ごし、受け入れ難ければ戦わなくてはなりません。両者とも強いメンタルが要りますが、それも嫌なら引きこもるか無人島で暮らすしかありません。
部活は自由に選べるので避けてしまいましたが、これからは意識的に体育会系を取り入れていこうと思います。
とはいえ私が運動部に属さず体育会系を避けてきたことは全く間違いだったとも言い切れません。無理して運動部に入ってイジメられて学校生活が地獄となったら、それこそ不登校からの引きこもりになったかもしれないので。
ストレスをゼロにするとか、谷底に突き落とすとか極端なことをするのではなく、自分にとって適度なストレスを意識的に選びることがベストだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事の見出し画像は、ストックフォトサイト「写真AC」より、「写真素材:夕日に照らされる球児」(作者:写真屋たかちゃさん)をお借りしました。
ありがとうございます!