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消化ってなに?

胃や腸のことを消化管と呼びます。
ではそもそも消化ってなんでしょうか?
言われてみるとなんだろうってワードのひとつだと思います。
今日は消化についてご紹介します。


消化にも種類がある

消化には種類があるんです。
・機械的消化
・化学的消化
・生物的消化
この3種に分かれます。

機械的消化とは?

これは物理的な力を食塊に加えることで小さくしていく消化を指します。

食事中の馬

馬も草をムシャムシャと食べます。
口に入った段階で歯によって切られ、ちぎられ、つぶされ、小さくなります。

なので口の中で回数を噛んでくださいねと言われる理由はお腹の中の臓器の仕事を減らしてあげて、内臓の負担を減らすことにつながります。

口を経た後は胃に入り、粘膜ヒダや蠕動運動や胃液によって粥状になります。

これが機械的消化です。

化学的消化とは?

粥状になった食物を消化酵素を含む、胆汁や膵液や小腸の膜の酵素によって分解されていく過程です。

ちなみに口の中にも唾液アミラーゼという消化酵素が含まれるので口の中でも化学的な消化が行われています。
なので良く噛むことによって唾液アミラーゼを出すことができます。

ちなみにサザエさんの食卓に飲み物が置いていない理由は飲み物で流さず、よく噛んで食べることを意識しているからだそうです。

生物的消化とは?

腸内細菌による消化を指します。
プロバイオティクスといってビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が腸内環境を正常に保ち、下痢や便秘、免疫の改善によるアレルギー抑制などを行うので近年注目されています。

吸収はどこで行われる?

消化といったらセットで吸収という言葉を耳にする方も多いのでは無いかと思います。

吸収のほとんどは小腸で行われます。
その後門脈と呼ばれる通路を通り、肝臓に送られて代謝されます。

ちなみに三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルも小腸で吸収されます。

吸収が良く無いときは鍼灸治療も良いですし、小腸の栄養になるグルタミンも良いです。

まとめ

・消化は機械的消化、化学的消化、生物学的消化がある
・我々ができるのは噛むこと。とにかく噛んで細かくする
・吸収は小腸で行われる。鍼灸やグルタミンが良い

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