126*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび2019)
母が二回目の転倒をして、急激に足元がおぼつかなくなってしまった。なにがあっても大騒ぎをせずに受け止める方針で、それなりの工夫をしつつ穏やかに暮らすことを目指しているが、ある夜、寝入りばなに『チョコレートドーナツ』という映画のエンディングのあたりをテレビでたまたま観てしまった。いわゆるバッドエンド。(悲しすぎるので割愛します)その影響としか思えない夢をみた。私はたくさんの猫やら子猫やらに囲まれているのだけど、クロちゃんを他人にあげてしまって、すごく後悔している。どうにかクロちゃんを返してもらえないかと考え続けている。という夢。きびちゃんは、なぜか出てこなかったけど、起きて、夢でよかったと心底思った。
クロちゃんときびちゃんには感謝しかなくて、
ちっちゃい頭で思いつくあらゆるいたずらに驚かされながらも、しあわせだなあと思う。毎日、思う。ここ最近は『グーグーだって猫である』と『キャットニップ』を毎晩一冊読み返しているんだけど、猫の最後がたくさん出てくる。本当にたくさん。そのたびに、大島弓子さんはあれこれと手を尽くし、寄り添い、慈しむのだが、恐がりの子は病院に入院させられたことでパニックを起こし、結果的に命を縮める場合もあって、だんだんと家で穏やかに寄り添い、看取る方向にシフトしていく。なにが正解かは解らないけど、私もそうできればいいなと思っている。
なにかを伺っている↑クロちゃん
こっちはこっちで伺い中↑きびっこ
はみ出しちゃう↑クロっこ
「ふっ」↑失笑する、きびちゃん