125*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび2019)転倒
盆休みが終わる頃、母がベッドまわりで、転倒してしまった。実家に泊まっていた姉から朝早く電話があって、クロきびにごはんをあげて家を出た。病院も盆休みなので、総合病院の救急へ。驚いたことに、姉が電話帳で電話番号を調べて電話して、来てもよいと言われたとのことだった。すごくアナログ。だけど確実。
いちばん気の毒なのは母で、三階から自力で階段を降りなければならない。もしかしたら、骨折しているかもしれないのに、左右の手すりだけが頼りだ。
それでもなんとか病院に着くと、まわりが物々しい。救急車も出入りしている。命にかかわる急患で立て込んで、三時間待ちとのこと。母はちゃんと座っているのがつらそうで、体が斜めに傾いている。他の病院へいくことを勧められた。
ダメもとで実家の近所の病院へ車でまわると、開いていた。いちばん恐れていた、骨折から寝たきりになるルートは回避できた。その夜、あちこち痛みを訴えるわりに、なんども自力でトイレに行く母。おかげで泊まり込んだ私も眠れなかったが、九十を過ぎた母のわけのわからない逞しさが、うれしくもあった。
こんな事態になると、クロきびにはお留守番してもらうことになるのだけど、クロちゃんだけの一人っ子じゃなくて、きびちゃんにもいてもらえて本当によかったと思う。ずっと暮らせるお家を探している、なかよしの大人猫ふたりが、同じお家にお迎えしてもらえる世界を夢みている。
ここまで、くっついているのは↑めずらしい
見上げてくる↑クロきび
クロ↑飽きて移動
きびも↑飽きて移動