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体育座りいつまでするんだろう。

フィットネストレーナー
スポーツトレーナーの菅谷智紀です!

疑問。。。
小学校、中学校等で強制されている
「体育座り」
あれ、
いつまでやんの?
下手したら保育園児、幼稚園児もやってる。
うちの娘もやってます。


■体育座りとは

体育座りは下の画像の様な座り方を指します。
小山座りや三角座りなんていう
呼び名もあるみたいですね。

笑顔が素敵な子供たち(無料素材です)

この画像は皆背筋が伸びて
綺麗な姿勢に見えます。

が。。。

実際の所はどうでしょうか。
小学校、中学校での長い長い先生の話し。
あれを聞かされたら
背中は丸まり肩甲骨は外に離れ、
肩やら腕は内巻になります。
いわゆる猫背巻肩を誘発する姿勢ですね。
もちろん腰痛のリスクは増します。。。


■座り方別腰痛リスク

◎脊椎の負荷

とある研究をご紹介します。
椅子に座るグループと
床で体育座りをするグループ
の脊椎のアライメント変化を調査した結果、
やはり体育座りグループの方が
脊椎へ慢性的な負荷が生じている事が分かりました。
(椅子に座っているだけでも良くないのに体育座りじゃ更にアカン!)

◎身体・精神への負荷

次にこちらのデータです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspehssconf/73/0/73_568/_pdf/-char/ja

椅子座・胡坐(あぐら)・立膝・体育座り
この4つの座り方で身体的、
また精神的負荷を調査したものです。
(それぞれ20分間ずつ)

体育座りは20分間座れないという
リタイア率が最も多く、
かつ精神的負荷指数も最も高かった事が分かりました。
一方、
最も精神的負荷やリタイア率が
低かったのが椅子座です。
次に胡坐。
何となく想像通りですね。


■メンタルや内臓への影響

体育座りは
肩甲骨が両サイドへ離れ、
背骨は丸まり
腹部は常にだるんだるんになります。
結果的に内臓は圧迫され
呼吸も浅くなり、
自律神経の乱れにも影響しかねません💦

※骨盤後傾のリスクもありますね)


■やっぱり自由が一番

朝礼やら終業式やら始業式やら
やたら体育座りで話を聞く時間が多いと思いますが、
今日から座り方自由にしよう!
同じ体育座りの座り方でも、
両手で両膝を抱え込まなければ良いんです!
脚は体育座りと同じで
腕だけ体の後ろ側に付くとか!
胸椎(背骨の真ん中)は伸びるし
肩甲骨も寄るし、
腰の負担も軽減します。
当然、呼吸もしやすい!

体育座りでも良いけど、
先生の話を短くするか、
座る体制は自由に変えてね
って感じにすれば一件落着!


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