獲物の分け前〜「あがた森魚読本」
今日、郵便受けを覗いてみたら、予想外に早く届いた荷物があったので、それが何かわからずとりあえず開けてみたらこれでした。
ネット通販で相場よりちょっとお安めだったので、コンディションに期待していなかったら、とびきりのミント・コンディション(!)でビックリしたわけですよ。
じゃ、行ってみよー。
・「CDジャーナルムック あがた森魚読本」(音楽出版社)
あがた森魚さんのファンではありますが、熱心なファンか?と訊かれるとそうでもないと答える程度だと私は思います。
特に実家に戻って金銭的にも時間的にも余裕ができる前は、生活するのが精一杯な状態でしたから、たまたま臨時収入があったりしないとライヴに行ったり、CDを贅沢に買うことは難しい感じでしたからねー。
ジャック達やGO→STレーベルのライヴのお手伝いをすることは時間的にも難しいことではなかったので続けてましたが。
あがた森魚さんがジャック達のライヴにゲスト出演したのは2014年の6月28日だから、もう10年前になるのかー。感慨深いです。
私が手書きで作っている(一応現在進行形)GO→ST通信は共演するアーティストをライヴに来る方々に紹介する意味もあるので、あがた森魚さんのコロムビア時代のライヴ・メンバーについて書いたんですよ。
ジャック達の夏秋(冬春)文尚さんが長く参加していたこともありましたし、「遠国ニュース」や「遠国トピックス」がライヴで配布されるのが嬉しくて、ライヴでフリーペーパーを配布するようになりましたから。
で、お調子者の私は出来上がったばかりのペーパーをあがたさんにも渡したわけなんですね。
あがたさんがじっくり読んでくださっている間は生きた心地しなかったなー。
あがたさんの最初の一言は「これは一色(進、ジャック達のリーダー)が書いたの?」でした。
「いえ、私が書きました、コロムビア時代のライヴに通ってましたから」と答えた記憶が。
「これは折り込むの?」とあがたさん。
「セットリストが書いてあるので、終了後に希望する方々に渡す形ですね」これは私。
「あー、そうなのか。面白い試みですね」とこれまたあがたさん。
「ありがとうございます(『遠国ニュース』や『遠国トピックス』に影響されてとは言えなかった私でした)」
あがた森魚さんのライヴにはベースの大田譲さんも何度も参加しているので、和やかな雰囲気でかつ盛り上がって終了したわけでした。
夏秋さんと大田さんにあがたさん、一色さんとの会話面白かった。どんな内容かは覚えてませんが。
それから10年近く経ってます、水道橋博士をあがたさんがTwitter(現X)でフォローしていることを知って、あがたさんのインタビューが掲載された「ロック画報 22」を渡した際に「博士とあがたさんが対談したらすごいことになると思いますよ」と提案した記憶があります。
実現はしなかったのですが、実現したら面白いものになると今でも思ってます。
ムーンライダーズは勿論、大滝詠一さんや忌野清志郎さんとのエピソードを博士なら色々引き出せると確信してます。
ありや、本について触れてないけど、こういった話も面白いでしょ。
ではまたー。