17years after(村松邦男再発エピソード)
村松邦男さんのソロ・アルバムが再発されたのですが(正確には再々発か?)、17年前の再発はもっと深く関わっていたので、資料が割と残っていました。
まー、そのおかげで今回の再発がスムースに進行した部分もあると思いますから、私もそれなりには貢献したと自分では(勝手に)思っております。
じゃ、行ってみよー。
・2007年2月にピース・ミュージックでリマスタリングされた村松邦男再発用CD-R
2007年1月の中旬に2日間、ピース・ミュージックで再発用のマスタリングしたことについては割と書いたり語ってますが、このCD-Rを聴きながら思い出したことを今の時点での記憶で書いてみますね。
村松さんとLHAC(現なりす)H澤さん、私とで収録内容についてはある程度は決定していて、マスタリングでチェックしながらライナー用の取材を村松さんにするということは決まってました。
『GREEN WATER』にはアルバム+シングル用素材、村松さん所有のデモ・レコーディング素材(村松さん所有のMDを使用)を収録することに決まっていて、トータルで全部入るかをチェックしながらの作業でした。
かなりギリギリでしたが、なんとか収録可能となり内容が決定。
なので、これだけは1回しかマスタリングしていないのでした。
内容についてメチャクチャ凝りに凝りまくった音造りというのはリマスター再発で実感したことなのでした。
『ROMAN』は『TOURIST』にシングル素材を1回目のマスタリングでやった記憶があります。これだけでもかなり内容充実でしたが、収録時間に余裕がありましたね。
この時点ではカラオケ素材はまだ届いていなかったはずです。
「雨糸」のストリングスを活かした感じにしてほしいとかピース・ミュージックの中村宗一郎さんにお願いした記憶があります。
あ、作業に取りかかる前に村松さんから「アナログの感じを活かして、極端な音にはしない方がいいと思う」とおっしゃってましたね、確か。
『ANIMALS』は長門さん音源はDATだったかなー。アナログマスターを村松さんが持って帰った記憶はありますが。
徳間からのデジタル・マスターはDATでした。ボーナス・トラックの追加分以外は。
ちなみに現時点で徳間ジャパンがアナログ、デジタル・マスターの管理をどういった形にしているかは不明です。
今回の再発は2007年リマスター音源ありきでのものだったようですから。
前回はボーナス・トラックのカラオケなどは徳間ジャパンから、アナログ・マスターをデジタル化したCD-Rが届いて、『ROMAN』と『ANIMALS』のリマスタリング音源に追加する形でした。
村松さん1997年録音の「サイド・バイ・サイド」もDATだったかな?ちょっと記憶にないです。CD-Rかな、多分。
あと、追加リマスタリングの日には安部OHJI隆雄さんも立ち会っての作業となりましたね。
当日は一番長くピース・ミュージックにいたのは私で、終了後に新宿の喫茶店で再度集合して渡した記憶があります。
徳間ジャパンから届いた素材で未収録になったものがあって、シングル・ミックスなんだけど、その楽曲はシングル・カットされてないので、未発表ということになります。
今回の再発でボックス・セットという構想があったんですが、そのボーナス・トラックとするという提案をしました。
結局は叶わなかったわけですが。
だいたいそんな感じです。
ではまたー。