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読書日記〜「ROCKS OFF Vol.01」

 誕生日近くにふと思い立って、部屋にあるCDや音楽雑誌や書籍の整理を力入れて、始めました。
それは山積みになっていた音楽雑誌やCDの変型ボックスの再確認をするためでした。
先日、「ROCKS OFF」の複数持っている号をnoteで取り上げるために読み返したら結構面白かったし、変型ボックスはかなり貴重なものがあっても気軽に聴くことができなくて不便に思えたんですよね。
で、これじゃいかん!と反省して、時間をかけて整理し始めたと。
「ROCKS OFF」のバックナンバーが見つかったので、読み返してみたらやっぱり面白いので、今日からまた紹介します。
じゃ、行ってみよー。

・「ROCKS OFF Vol.01」(シンコーミュージック)

 「ROCKS OFF」の記念すべきVol.01はサディスティックミカバンドが表紙で、巻頭特集も彼らなんですね。
実ははっぴいえんどが表紙の号がVol.01だと記憶違いしていた私です。恥ずかしい。

 木村カエラさんがヴォーカルのこの時期、銀座山野楽器であったインストアイベントに参加した記憶があります。
出演は加藤和彦さんと小原礼さんで、朝早くから並んで最前列で拝見しましたね。
CD購入で参加券がもらえたのですが、実は私リアルタイムでは買ってなくて、友人から参加券をいただいたのでした。
確か携帯でワンセグを見ながら並んでいたので、退屈はしなかったはずです。懐かしい。

 銀座に長いこといたのは初めてでしたが、色々なお店に入ったり、ファーストフード店にいたりした記憶があります。
たまたま加藤和彦さんの会場入りに遭遇できて、持っていた「ワーキングカップル事情」の文庫本にサインをもらえて嬉しかったなぁ。
イベントはメチャクチャ楽しかった程度しか覚えていませんが、加藤和彦さんは会場入りの時から着替えていて、パッチワークパンツを履いていたのが印象的でした。
あと、参加者全員に加藤さんと小原さんにサインをもらえた上に軽く会話もできたので、テンション上がりまくりでした。
加藤さんには「愛はピカピカ」のCDにいただいて、「おっ、ピングー」とよろこんでもらえたのは嬉しかったなー。
小原さんには何にいただいたか全く記憶にないんですよね。残念。

 ミカバンドの特集に話を戻しますと、リアルタイムのインタビューも最高ですし、さすがシンコーミュージックの雑誌だけあって貴重な写真満載なのが最高ですね。
加藤ミカさん在籍当時の再録記事もあったりして、これは永久保存版だと思います。

 次の特集は「渋谷系レトロスペクティヴ」ということで小西康陽さんのインタビュー、当時の関係者に取材した記事など、これまた充実した内容です。
渋谷系といわれても、正直ピンとこない私ですが、そんな私にもこの特集は面白い内容に思えます。

 更にチューリップの特集が続きます。
財津和夫さんのインタビュー、チューリップが日本の音楽シーンで果たした役割の分析など、これだけでもすごいことになってますが、なんと「ヤング・ギター」1975年9月号の財津和夫さんと大滝詠一さん(!)の対談が再録されているのにはビックリしました。
ずっと探してますが、なかなか見つからないし、あっても高額なのでありがたいですよね。
チューリップの所属事務所はシンコーミュージックだった時期が長いので、まだまだ色々あると思うので更なる発掘を願います。

 木村ユタカさんの名物連載の1回目はムーンライダーズの鈴木慶一さん。
木村さんがムーンライダーズ関係の記事を担当するのは結構珍しいかな。
名物連載になるだけの内容だなと今更ながら思う内容充実さ加減です。

 引き続きの特集は鈴木慶一さんの盟友PANTAさん。
ロング・インタビューの充実さは言うまでもなくて、掲載された写真も頭脳警察やPANTA&HAL時代の貴重なものが多かったり、PANTAさんプロデュースの小森みちこさんのアルバムにもしっかり触れていますね。素晴らしい。

 他にも浅井健一さんやクラムボン、石田長生さん、柴山俊之さんのインタビューなど、どれも興味深い内容です。

 こうして内容をチェックしてみると、メチャクチャすごい内容ですね。
まさに永久保存版。
リアルタイムで買っていたら、間違いなく毎号購入していたはずです。
そうしなかったのがとにかく残念ですわ。
明日からもまだまだ「ROCKS OFF」のバックナンバー紹介をする予定です。お楽しみに。

 ではまたー。

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