読書日記「ROCKS OFF Vol.07」
先月末に入院したことがあって、その直前から自室の書籍、文庫本、雑誌などがひたすら積んである状態になってしまってます。
版が小さい雑誌や文庫本は割と整理し直す機会が多かったりしますが、雑誌や同サイズのムックに関しては重くてなかなか整理するには至らなかったわけなんです。
じゃ、行ってみよー。
・「ROCKS OFF Vol.07」(シンコーミュージック)
この「ROCKS OFF」は21世紀に突入してから創刊された音楽雑誌というべきか、ムックと呼ぶべきなのか考えてしまう私です。
取り上げるアーティストが年齢高めだったり、1970年代の写真や対談記事を復刻するページもあったりしたので、リアルタイムで揃えるのは難しかったものの古本などで何とか揃えることができたのは数年前だったかな?
某大手新古書店などではかなりリーズナブルな価格で入手しています(缶ジュース並)。
この号は実は最終号というか、休刊号になってしまったわけなんですよ。
小坂忠さんやムッシュかまやつさんのインタビューはかなり強力ですよね。
高橋幸宏さんや加藤和彦さんに坂本龍一さんも既におなくなりになってますからね。
ちなみに表紙は吉井和哉さん。
吉井さんはあがた森魚さんのファンということで勝手に親近感持っているんですよね。
木村ユタカさんが取材&構成して、後に単行本化された連載「オレの100枚」には花田裕之さんが登場。
雑誌は7号までしか発売されなかったのですが、単行本化された際には追加取材をして10人1000枚という内容になっています。素晴らしい。
連載記事には「名盤研究」というのもありまして、オフ・コース『ワインの匂い』が取り上げられてますね。
日本のロック、ポップスを掘り下げた雑誌やムックでオフコース(オフ・コースやジ・オフ・コース時代を含む)を取り上げることは非常に珍しいことなので嬉しいですね。
セルフカバー・アルバム『spioach』を発表し、ポニーキャニオン時代のアルバムが再発された斉藤哲夫さんと、長らく活動を共にしていたムーンライダーズの白井良明さんの対談も掲載されてます。
この時点ではCBSソニー時代のアルバムはベスト盤しか出てなかったはずですね。
斉藤哲夫さんについては昔書いた記事を近いうちにまとめたいと考えております。
個々のインタビューもですが、全体的によくまとめられた内容ですね。
こういう雑誌というか、ムックは過去を振り返るのに適しているわけですから、資料としても大事にしたいわけですよ。
明日明後日も一緒に保存してある号を紹介する予定です。
ではまたー。