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獲物の分け前〜斉藤哲夫『spinach』

 いよいよ今年も終わりが見えてますきましたね。
どうやら今年最後の収穫になりそうなCDが到着しました。
斉藤哲夫さんの『spinach』です。何度か手に入りそうでしたが、寸前で逃していたんですよねー。
クリスマスの数日前、何気なく某通販サイトをチェックしていたら、かなり手頃なお値段で出品されていたんですよ。嬉しかったなー。
送料込で定価以下でしたから、コンディションに期待していなかったのですが、届いたものを見たら、バッチリでしたよ。嬉しい。
じゃ、行ってみよー。

・斉藤哲夫『spinach』(PCCA-02829/ポニーキャニオン)

 斉藤哲夫さんの最新作、といっても2009年だから15年前リリースになるのか、セルフカバヴァー・アルバムです。
このアルバムがリリースされた時期に坂崎幸之助さんのラジオ番組「K‘s Trancemisson」に出演されたのを覚えてます。
当時それをエアチェックしたから、それでCD買わなかったのかな?
アパートの最寄り駅近くにあったレンタル店に入荷していたからそれを借りてましたし。 ジャック達のイベントに哲夫さんがゲスト出演した時にも買わなかったわけです。

 そんなこんなで時間が過ぎていって、新品で入手することが難しくなっていたことに気づいたのは数年前だったかな?
そんな中で哲夫さんの他のアルバムが揃って、最後に残ったのがこのアルバムでした。

 これはセルフカヴァー・アルバムでして、基本的にはオリジナルに沿った編曲がされてますが、ボーナス・トラックとして収録された「いまのキミはピカピカに光って」はちょっとひねった仕上がりになってます。
ちなみにこの曲は作詞が糸井重里さん、作曲と編曲は鈴木慶一さんで、オリジナルの演奏はPANTA&HALのHALが担当しています(ムーンライダーズは堀内孝雄さんなどのツアー・メンバーだったからだと推測しています)。
ちなみにこのアルバムに収録されている「ダンサー」のオリジナル・ヴァージョンは編曲が鈴木慶一さんで、演奏がムーンライダーズです。
「甘いワイン」は1988年のはちみつぱいのライヴで披露された曲ということですし、はちみつぱい〜ムーンライダーズは哲夫さんのサポートをしているミュージシャンからメンバーを調達してきたバンドということを実感させますね。
ちなみに「吉祥寺」は渡辺勝さんをイメージして書かれた曲と伝えられています。

 他にも「グッドタイム・ミュージック」は演奏がほぼティンパンアレー(ベースが鈴木博文さん)ですし、シュガー・ベイブがCMや大瀧詠一さん関連以外で初めて受けた依頼だったそうですよ。

 哲夫さんにはこの後、レーベル横断のベスト盤『プレミアム・ベスト』(2015年リリース)がリリースされましたが、それまではこのアルバムが哲夫さんの活動を振り返る意味で重要なアルバムだったわけです。

 このアルバムのヴォーカルとコーラスは哲夫さん自身によるものでして、その歌声の素晴らしさを堪能できる作品なのでした。

・斉藤哲夫CDコレクション

 こうして哲夫さんのCDを並べて収納できるのは嬉しいことです。
哲夫さんのCDだけだと収納が上手くいかないので、残りのスペースにはあがた森魚さんのCDを入れたのも感慨深いです。
そして、ケースの端っこにははちみつぱいの1988年のライヴ盤ですしね。

 2024年に買ったCDはなかなか頑張ったとは思いますが、買い逃したCDも色々ありましたので、2025年には一層努力して、ここで報告したいと考えております。
もしかしたら、急遽CDを購入するかもしれませんが、とりあえず今年最後の収穫になると思います。

 ではまたー。

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