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今日の一枚〜ブレッド&バター『SKY』
我が家にアーティスト別に分類すると、一番はムーンライダーズ関連なのは間違いありませんが、二番はあがた森魚さんかブレッド&バターなんですよ。
ブレッド&バターは割と入手しやすかったり、手頃な値段で入手できたこともありまして、岩沢幸矢さんや岩沢二弓さんのソロや関連作品含めて100枚は余裕でありますね。
まー、レコード会社の移籍を頻繁にしてますから、その会社ごとに編集盤が発売されているわけです。
じゃ、行ってみよー。
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・ブレッド&バター『SKY』(VICL-69127/ビクター)
このCDを引っ張り出したのはブレッド&バターとは長い付き合いだったキーボード・プレイヤーでアレンジャーでもある新川博さんが亡くなられたことを知ったからなんです。
ブレッド&バターのライヴに新川さんが参加しているのを観たのは、代々木公園でのフリーライヴと、WOWOWの番組収録だったゆうぽうとホールでした。
代々木公園はギターが松原正樹さんでかなりビックリした記憶があります。
選曲も代表曲ばかりの凝縮した内容でしたし。
携帯で撮影したのですが、携帯を処分してしまったのと、ミクシィにアップしていたのもスマホ紛失で見ることができなくなってしまいました。残念です。
ゆうぽうとの模様は放送された後ソフト化されて、勿論購入しました。
その日の「ピンク・シャドウ」を。
ご覧いただきましょう。
ブレッド&バターが21世紀初めにひに移籍することになった理由は、新川さんがビクター内に設立されたaosis recordsのプロデューサーだったからなんですね。
同レーベルからはブレッド&バター以外にも新川さんや浜口茂外也さんのアルバムもリリースされています。
この『SKY』は2005年リリースですから、今から20年前に発売されたことになるんですね。
アルバムのプロデューサーは新川さんで、アルバム・コンセプトは新川さんとaosisrecordsの創始者の一人である鎌田俊哉さんなのでした。
このアルバムに漂うオーガニック風味の歌詞やサウンドはレーベル・カラーを反映したものなのでしょうね。
参加ミュージシャンはキーボードは新川さん。
ギターに松原正樹さん、今剛さん、西川進さん、アコースティック・ギターには安田裕美さんと松原さん。
ドラムスには村上秀一さんと山木秀夫さん。
ベースは村上聖さんと美久月千晴さんにストリングスとホーンが加わる形です。
久しぶりにこのアルバム聴いてやっぱり好きな曲と実感した「隠れ場所」を。
村上秀一さんのドラムスと松原さんのギターに佐々木史郎さんのフリューゲルホーンがとにかく素晴らしいとしか言えません(ちなみにベースは村上聖さん)。
アルバムの裏ジャケットとかはこの曲の歌詞に繋がっていると思いますから、リード・トラックなんじゃないかな?
作詞・作曲とも岩沢幸矢さんと二弓さんの共作ですから「ピンク・シャドウ」と同様ですね。
もう一曲大好きな「夢の中」です。
作詞はなんとTHE東南西北の久保田洋司さんで、作曲は幸矢さんですね。
ギターは西川進さん。
ベースは美久月千晴さんで、ドラムスは山木秀夫さんですから、井上陽水さんのライヴをサポートしていたお二方ですね。
キーボードと編曲は新川さん。
aosis records時代のブレッド&バターは移籍初のアルバム『SUMMER KNOWS』はセルフカヴァーとカヴァー曲が中心でしたし、この後のアルバム『SHONAN BOYS』はセルフカヴァー中心でライヴ・テイクを収録したアルバムですから、全曲オリジナルというのはこの『SKY』だけなんですよね。
今聴くとサウンド面でもヴォーカル面でも充実した内容のアルバムなので、マスターピース・コレクションの一枚として近年再発されましたから、要チェックのアルバムだと思うのです。ひとつよろしく。
ではまたー。