今日の一枚〜ザ・キングトーンズ『ゴールデン・ベスト』
部屋にあるCDの整理は何年もやってまして、ずっと行方不明だったCDが見つかることも時々あるのです。
行方不明になるのにはそれぞれ理由がありまして、このザ・キングトーンズ『ゴールデン・ベスト』は某通販サイトで破格値にて購入したのですが、破格値の理由は通常のプラケースではなく、輸入盤店などで扱っている収納ケース入りだったのでした。
近年、視力が急激に落ちてしまって、その収納ケースに何が入っているか判断が遅れてしまったわけなんです。
多分、2年以上もどこに行ったか?不明だったのではないでしょうか。
じゃ、行ってみよー。
・ザ・キングトーンズ『ゴールデン・ベスト』(UPCY-6484/ユニバーサルミュージック)
実はこのCD、てっきりソニーミュージックから発売されたものだと思ってました。
が、実は違ってユニバーサルミュージックからのアイテムだったんですねー。うっかりさん。
ソニーからだと思い込んでいたのは伊藤銀次さんと山下達郎さんによるシュガー・ベイブでお馴染み「DOWN TOWN」と高野寛さんの「夢の中で会えるでしょう」に杉真理さんの「夕焼けで帰りましょう」が入っていたからなんですね。
「DOWN TOWN」と「夢の中で会えるでしょう」はCBSソニーからのアルバム『SOUL MATES』収録曲(後者はシングル・カットされています)ですし、「夕焼けレッドで帰りましょう」はシングル曲なのでした。
ちなみに近年、「DOWN TOWN」と「夢の中で会えるでしょう」はアナログ・シングルとして発売されましたね。素晴らしい。
ちなみにアルバム『SOUL MATES』の編曲を担当したのは元シュガー・ベイブの村松邦男さんなのでした。
ちなみにキーボードを弾いているのは伊藤隆博さんで、ほぼこれがキャリアのスタートだったとか。
伊藤銀次さんと山下達郎さんが曲を書いた段階ではザ・キングトーンズのアルバムをティンパンアレー周辺のミュージシャンで制作する構想があって、その企画のために書かれたと伝えられています。
つまり楽曲が完成し、20年経過してから彼が取り上げたということなんですね。
『SOUL MATES』を持っていたんですが、残念ながら購入した当時でも音質的に納得できなかったので。リマスタリングされた『ゴールデン・ベスト』を購入したわけです。
ユニバーサルミュージックからの発売だと思わなかった理由としては、もう一つ、山下達郎さんによる「LET’S DANCE BABY」(ザ・キングトーンズ&マリエ時代の作品)が確かユニバーサルミュージックが権利持っていたからなんですね。
「TOUCH ME LIGHTLY」も同じアルバムに入っていたことも覚えてましたし。
大瀧詠一さんによる「ラストダンスはヘイ・ジュード」も加えた形でレーベル横断のベスト・アルバムが出てほしかったな、と。
特にリード・ヴォーカルを担当されていた内田正人さんが2019年に亡くなられたので、追悼盤の形ならよかったと思うわけですよ。
山下達郎さんの「サンデーソングブック」で特集されたわけですから、権利関係をクリアにして発売してほしいなと思った私です。
昨夜、久しぶりにこのCDを聴いて、こうして書いておくことにしました。
関係各位の皆様よろしくお願いいたします。
ではまたー。