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じぶんの居場所をつくる

あいつがやってきた。
うつである。

調子がいい日が続いて、もう治っちゃうんじゃない?くらいに思っていたのに、あいつは前触れなくやってくる。

寝床から起き上がれないまま1日が過ぎていく。
焦りと不安、被害妄想、幻聴と、不調のオンパレードだ。

家に一人でいると、どんどん孤独感がつのってしまう。
それでも、外に居場所があることで救われていた。
福祉の事業所に行けば仲間や、スタッフさんがいて、一人じゃないと思えたから。

ちょっと調子が戻った日に、少しがんばって通所してみた。
人と話すうちに、暗い気持ちが消えて、ふっと浮上できる瞬間があった。
身近に話ができる人がいたら、メンタル疾患はかなり減るかもしれない。
調子を崩すようになってから、より一層、つながりの重要性に気づかされる。

帰り道、近所で偶然会った知り合いに、障がい者のコミュニティスペースがあることを聞いて、その足で行ってみた。
そこで、近くにほかにもコミュニティスペースがあることを知った。

一歩踏み出せば、少しアンテナを張ってみれば、居場所は見つかる。
自分で居場所を作っていける。そう思う。
読んでくれた方に、自分らしくいられる場所が見つかりますように。

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うつ書店員→下がる人生アゲアゲ
うつ病のさなかで記事を書いているので、サポートしていただけると生きるためのパワーをもらえます。いただいたサポートは、記事を書くための、本代に充てさせていただきます。なかなか文化的な活動に充てる費用が捻出できないので、サポートしていただけると本当にありがたいです。