好きだからやる
好きだからやる。
はじめはそうだったのに、
成果とか、将来なんてものを考えて、好きなことをやめてしまう。
簡単なことを人は忘れる。
坂口恭平さんの『継続するコツ』という本を読んだ。
noteのコラムを本にしたものだ。
継続するコツを学んだ「継続仙人」が何人かいるそうだ。
そのうちの一人、画家のタガミさんを紹介したい。
29歳の時にタガミさんは、絵を描くことの楽しさを知る。初めて人生で楽しいと思えることだったそうだ。その時からお父さんに仕送りをお願いして、仕事をせずに絵ばかり描き続けたという。
以下の記事から一部抜粋する。
「倉庫には4万枚ほどの紙の絵が……ほとんど売れずに手元にあるんですね。……売れなくてもお父さんが仕送りしてくれるから大丈夫だったんです。むちゃくちゃですよね。
……卑屈に引きこもっているみたいな感じじゃなくて、朗らかに静かに笑顔でどんどん絵を描き続けているんです。毎日10枚ですよ。
そんなこと継続するには、なんか必死に努力しているみたいな感じがあるんじゃないかと思うじゃないですか、タガミさんはそんなことなく、ほんとむっちゃ朗らかなんですよね。もちろん、それなりに大変なことはあったと思いますけど、でも、とにかく絵を描くことが好きなんですよね。
画壇みたいなところで評価されているとかもなく、美術館で展示されることもなく、とにかく描いているんですね。」
みんながタガミさんと同じ方法を取れるわけじゃないけれど。
でも、楽しいことをただ楽しくやるという純粋さは、タガミさんに学ぶとことが多いんじゃないだろうか。
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