理想の生活と現実の生活
心理療法の一環で「スコアリング」をした。
体力がなくて、なかなかやりたいことができないと、カウンセラーさんに相談したら、教えてくれた方法だ。
理想とする生活が100点だとすると、今は何点になるのか。
何を付け加えたら点数は増えていくか。
例えば、1時間早起きをできたら、プラス10点といったように、加算できる項目を考えて、実行していくのだ。
1時間早起きをすることが、5点の人もいれば20点の人もいるだろう。
そもそも早起きをすることが理想に近づく一歩にならない人もいる。
だから、理想の生活も、項目も人によって全く異なる。
あくまで「自分にとって」何が重要なのかを探る方法だ。
私にとっての理想の生活は以下だ。
1日に16時間は起きている
文章を2000字、絵を1枚仕上げる
人と会って話をする
その他やりたいことができる
週に2、3日は非生産的なことをして休む
今は何点ですか?と尋ねられて、私は5点と答えた。
ちなみに現状でできていることは以下だ。
12時間くらいは起きている
文章を1000字ほど書いて、たまに絵を描く
人と会って話をする
1日に、1,2時間はその他のやりたいことをやっている
週に2、3日は非生産的なことをして休む
客観的に並べてみないと気づけなかったが、できていることに対して、点数が低すぎる。
私は「すぐ疲れてしまってやりたいことができない」「寝すぎてしまう」などと、できていないことにばかり目を向けていたらしい。
私には、好きなことで生計を立てるという目標があるのだが、それを達成していない現状が20点くらいだと思っていることも分かった。
現実に対して理想が高すぎるし、理想を達成していない自分の生活を否定していたのだ。
これでは、理想を達成しない限り幸せに暮らせないことになってしまう。
人と対話しながら、理想の生活と今の自分の生活をスコアリングしていくことは、理想と現実の差が可視化されるだけでなく、自分が理想としているものと現実のギャップを知るのにも役立つ。
私は、現状への評価がマイナスに歪んでいることに気づけた。
スコアリング、とてもおすすめだ。