うつで統合失調症で生活保護受給者の、七転び八転び記
元気なころは書店で働いていた。
人と本と、本がある場所が好き。
天職だった。
しかし、コロナで勤めていた書店が休業になった。
店舗で働く生き方には限界が来るかもしれない。
働き方を根本から考え直す必要にかられた。
そんな時、縁あって、書店の新規立ち上げのコンサルタントとして
関わらせてもらう機会ができた。
大好きだった書店を辞めて、フリーランスの書店員として仕事をすることになった。
好きな仕事を辞めたからには、好きなことでもっと自由に生きてみたい。
私は絵が好きだから、絵描きの仕事も始めた。
ペットなどの絵のご依頼を受けて描かせてもらうお仕事だ。
オリジナルの絵も販売している。
(InstagramのIDは flying.painter (空飛ぶさとぅ)です(宣伝))https://www.instagram.com/flying.painter/
そんな時、偶然が重なって、請け負っていた仕事が立て続けになくなった。
支出と収入の均衡が崩れて、一気に貯金が減っていく。
アルバイトもして、ギリギリ維持する生活を続けたが、
どこかでプツンと限界がきてしまったらしい。
ある日、突然体が動かなくなった。
何とかしなくてはと焦るのに、動く気力が出ない。
明日食べるご飯に困るようになって、区役所へ駆け込んだ。
生活支援課の方が保護を受けられるよう速やかに対応してくださった。
担当の方は「もっと早く来てくれればよかったのに」と言ってくれた。
※ 生活が困窮している方は、私のようにガマンせずに、
貯金額が10万円前後になった時点で(むしろそうなる前から)
行政へ相談し、生活保護の手続きを取ってください。
本当にお願いしたい。
今日も私はうつだ。ついでに言うと統合失調症が再発した。
ちょっと油断すると、周りの人が襲ってくるかもという妄想が出てくる。
お先は真っ暗。将来は悲観。
七転んで、転びっぱなしだ。
でも生きている。
福祉の制度のおかげで、死なずにすんだ。
転びっぱなしだけどただでは起きないぞ。
絵と文章、そして本に関わる仕事で暮らしていく。
生活保護や福祉の制度、周りの友人たちに、言葉で言い表せないほど助けられている。
今度は自分がだれかの助けになりたい。
うつでビンボーで統合失調症でも、笑って明るく生きてやる。
お先真っ暗な人生でも、幸せに生きていいんだと、関わった人に希望をあげられるようになりたい。
今日も私は転びながら進んでいる。