アメリカ人が思い浮かべるmochiが日本人の思う餅と同じじゃない件
近年ではアニメやらのソフトパワーのおかげか日本文化の影響力はすさまじく、世界各地に日本食も輸出されている。
しかし、日本の「饅頭」しかり伝わっていく過程で意味が変わってしまうのはよくあることで、英語圏に入った日本の食べ物は日本人がイメージするものとは違うものになってしまったものも多い。
というわけで、今回はそんな意味のズレが生じた日本語からの借用語をリストアップ!
★餅≠Mochi
日本人が思い浮かべるお餅といえばぷくっと膨れた焼いたお餅やお雑煮など、とにかく炊いた糯米を滑らかになるようについたものだが、アメリカではどうやら雪見だいふくのマーケティングが成功しすぎた(?)のかmochi ice creamのイメージが強すぎて、「mochi」というと中にあんこが入っている大福的なデザートだと思われている節がある。
なので、私の大好きな磯辺餅は中に何も入っていない+しょっぱいので餅だと思ってもらえないおそれがある。無念。
(余談だが、雪見だいふくは厳密には餅ではなく「求肥(ぎゅうひ)」である。福井県の和菓子「羽二重餅(はぶたえもち)」を参考に、凍らせても固まらないように特殊な製法で作られているのであの柔らかさを保つことができる)
★照り焼き≠Teriyaki
Kevin’s English Roomでも紹介されていたが、日本で「照り焼き」と言えば照り焼きチキンなど表面に艶が出るように焼く調理法を指しているのに対し、英語圏でteriyakiというとteriyaki sauceという商品名のソースのことを指す。
Walmartなんかでも普通に売っているこのソース使って作ったものは全部teriyakiになり(teriyaki beefとかもある)、味も完全に別物とのこと。
★抹茶(Matcha)
アメリカ人は緑茶が全部matchaだと思っているようなのでここで訂正しておきます。
茶道に使うような粉状のが抹茶で、茶葉の形が残ってるやつは抹茶じゃないよ!
★「Hibachi(火鉢)」は食べ物?
アメリカ人が日本食というとすぐに思い浮かべるのがこのhibachiなのだが、最初に聞いたときは正直なんのことやらという感じで皆目見当もつかなかった。
そんなこんなである時、とあるアメリカ人の友達に都内某所にある外国人向けのhibachi restaurantに連れて行ってもらったのだが、そこで実際にこの目で見てようやく分かった。
要するに、こんな感じで大きな鉄板の上でお肉やら具材を焼くパフォーマンスをすることをhibachiと呼んでいるのだ。
でも、なんでその名前になったんですか??