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今日はおかゆの日 七草粥vs.臘八粥
一月七日(旧暦の十二月八日)に日本では七草がゆを食べるが、お隣の中国でも「臘八節(ラーバージエ)簡:腊八节」といって臘八粥(ラーバーヂョウ)というお粥を食べる。
中国では十二月を「臘月」と呼び、彼らにとっての新年である春節を迎える準備としてこの行事をやっているようで、日本の七草がゆとは直接的な関係はないらしい。
材料も七草がゆは芹(せり)・薺(なずな=ぺんぺん草とも)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな=「蕪(かぶ)のこと」)・蘿蔔(すずしろ=大根)など地域によって様々な春の野草や野菜が使われるのに対し、臘八粥(ラーバーヂョウ)の材料は米・糯米の他に粟(あわ)や黍(きび)などの雑穀、小豆、緑豆、えんどうの豆や落花生、栗などに加え、松の実、棗(なつめ)、蓮の実も入っていて、以前私が食べた「八宝粥(バーバオヂョウ)」のような感じである。
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★臘八蒜(大蒜の酢漬け)
中国の方が食べているあの大蒜の酢漬けが緑色なのはてっきり着色料だとカンチガイしていたのだが、これはニンニクのアリシンなどの硫化物と酢に含まれる微量の鉄分が反応して自然にこういう色になるらしい。
今日臘八節には臘八粥だけでなく、この「臘八蒜」を漬ける家庭も多いんだとか。
というわけで実験開始!
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手順も簡単。皮を剥いて酢に入れるだけ。
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