良かれと思って…
こんにちは「犬にだけは好かれるタロティスト」チャイです。
わたしの同居人は、双子の妹だ。
彼女は、基本的には「ミニマリスト」的に過ごしている。
なので、必要なもの以外は買わないと決めているようなのだ。
わたしは、最近は失業中なので家の中を整理整頓することに命をかけているところなのだが…
妹の持ち物の中で「これ?こんなの必要なの?」という物がいくつか出てきて「捨てるリスト」に入れさせていただいてるところ。
もちろん、妹からのOKが出たら捨てるということだ。
その「捨てるリスト」に入れさせていただいたものは、全て可愛らしいデザインのポップコーンを作るセット、ワッフルを作るセット、チーズフォンデュを作るセット、などなど…実用性があると言えばあるのかもしれないが…
まだ1度も使っていないようだし、絶対に使わないと思わせるものだ。
場所をとってしまっている。
ハッキリ言って…
邪魔な存在そのもの。
そのことを妹に聞いてみると…自分も困っているという。
毎年、誕生日のプレゼントをくれる同僚がいて、その同僚からのプレゼントなのだそうだ。
彼女は、何年か前に流行った言葉で表現すると「森ガール」的な雰囲気を「めざしているぽい人」なんだという。
森ガール(もりガール)は、2000年代に流行したファンタスティックな文脈で「森にいそうな女の子」をテーマとする、ゆるく雰囲気のあるモノを好む少女趣味のありよう、またはそのようなファッションスタイルである。 コンセプトはあくまでも空想的なものであり、実際の森林での活動を指向するファッションではない。
https://ja.m.wikipedia.org › wiki
森ガール - Wikipedia
いわゆる、ナチュラルでゆるめのファッションを指す。
だがしかし…どこか「洗練」されている人というような…。
本人は、そう信じているようだが、どうも同僚の印象は、人から見ると少し違っているようだ。
同僚も少し年下ではあるが、同じアラフィフであり「めざしてるぽい人」は認めるが…完全に「ゆるかわ」「大人かわいい」から外れていて、「部屋着のまま仕事に来ているという人」としか見えないらしい。
オフィスでの同僚は、「わたしはあなたたちとは違うの」という勘違いが態度にも溢れているようだ。
そして、違和感のあるファッションで会社に来ているらしい。
アラフィフで、「どすっぴん」なのでそっちの方を優先にケアした方がいいのでは…というような少し「イタイ」同僚だということだが、遠回しに伝えても頑固な「こだわりがある」方らしい。
その同僚は、年齢のわりに幼い会話をする方なので「ちゃん付け」をして呼んでいるそう。
なので、Nちゃんとしよう。
そのNちゃんの歴代のプレゼントを見て感じたことは、「絶対に人と違うようなオシャレで変わっている物をプレゼントしたい」という心理が働いているようなんだという。
そうでなくとも、毎年の誕生日が近づいてくると、また、歳をとるのかという複雑な気持ちなのに、Nちゃんのプレゼントが重荷になってしまう自分の心に影を落とすという。
この話を聞いて、プレゼントとは難しいなと思った。
Nちゃんは、「自分はこういう人だ」というアピールと共に「使ってほしい」「喜んでほしい」という気持ちで一生懸命にプレゼントを選ぶことを考えていることは目に浮かぶ。
しかしながら、自分のエゴの方がもしかしたら大きくなっているのかもしれない。
Nちゃんのそういった気持ちは、全くの悪気がないことはよくわかる。
だから、妹も毎年の誕生日はいつまで続くのかわからないがこのままにしておくしかないという。
ある意味、自分の誕生日をちゃんと覚えてくれているのは嬉しいのではないか。
自分の方が少し早く定年を迎える日まで恐らく続くであろうということだ。
Nちゃん、ありがとう…ですね。
その話から、わたしもプレゼントで失敗したことを思い出した。
負担にしてしまったプレゼント。
わたしは、スターバックスが大好きだ。
以前、スターバックスカードに千円チャージしたのを仕事仲間にいただいて喜んだ。
また、モバイルでスターバックスのドリンクチケットをいただいて飛び上がるくらい喜んだ。
この経験から、「負担にならないプレゼント」としてスタバのチケットをプレゼントをすることが多かった。
喜んでくれると思っていたのだ。
それが…
負担になる人がいることを知ってしまったのだ。
田舎の中学、高校の長い付き合いの同級生に、スタバのドリンクチケットをお誕生日プレゼントとして送った。
同級生のKちゃん。
彼女は、スマートフォンの扱いも慣れていないアナログの人だった。
多分、保存もできていなかったのではないかと思う。
そして、どうやらひとりでカフェに行けない人のようだった。
わたしは、ひとりでカフェに行くのが好きだし自分の中で癒しの時間となっている。
だから、喜ぶ顔を想像しプレゼントをしたがそれがKちゃんにとっては負担になっていたようだ。
期限もあるので、焦っていたようだった。
その日から、いちいち昨日行こうと思ったけれど行けなかった。
〇日までには行こうと思っているけれど病院に行く日だから行けるかわからない。
…と、スタバに行けなかった理由のメールが届く。
わたしは、そのことでいちいち報告しなくていいのにと内心イラっとしていたが、それと同時に相手が喜ぶと信じ、「良かれ」と思ってプレゼントをしたものが「プレッシャー」になっているんだと感じた。
そんな大袈裟なプレゼントのつもりではなかったのに。
わたしは、プレゼントをしたけれどそのチケットをどうするかはどうでもいいと思っていた。
自分が気持ちを込めてプレゼントを送ったものは自己満足かもしれない。
喜んでくれたらいいなと思って送っているけれど、気に入らなければ捨ててもいい。
あとは、「あなたのものだから」それをどのようにしてもいいという考えではある。
ただ、気に入らなければ…そっと嘘をついてくれていればいい。
何も言わなくてもいい。
そう思っている。
結局Kちゃんは、娘さんと一緒にスタバに行ったようだったが、丁寧な挨拶のメールが届いた。
そんなに深刻にならなくてもいいのに…と、思うほどの文面だった。
このことは、わたしの中で後味の悪い気持ちとして残ってしまった。
良かれと思ってプレゼントしただけなのに。
価値観の違い
このことから、また学んだことがある。
思い返せば、以前アルバイトで知り合った主婦の方が、ひとりで外でのランチができなくて休憩時間に一緒にいってもらえないかと誘われたことを思い出した。
ひとりで、外食ができない人もいるということ。
世の中には、そういう人がいるんだということも頭の片隅にいれておかないといけない。
相手が喜ぶプレゼントは、なかなか難しい。
日常生活において改めてこのことについて考えてしまった。
自分も含めて、当たり前なことと思っていることを苦手としている人がいる。
自分とは異なる人が、たくさんいるということを常に、意識しないといけないのだろうなと。
(タロットカード 大アルカナ 恋人たち)
人間関係(仕事や恋愛も含めて)は、相手のことを知ることが大切だね。
相手は、違う方を見ているよ。
自分の親切が相手への負担だったとしたらどうする?
相手は、嬉しい気持ちと同時に何かしら負担を感じていることもあるかもしれないね。
自分では相手を理解していると思っていても、押し付けている場合もあるからね。
だけど…相手を知る努力をすることによって、お互いが信頼できる関係になるかもしれないね。
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自己満足なのか?
相手への負担なのか?
選びたいカードの候補は、何枚かありましたが…
「恋人たち」のカードの「視線」に注目し、このように解釈してみました。
チャイ