見出し画像

街歩き タワーを渡り歩く

気分が高揚した暁には街歩きがしたくなる。
山や自然も好きだ、なんてアクティブな人間に思えるが
普段は近所の公園を散歩したりしなかったり
ちなみに前日は泥のように睡眠を貪った(昼寝)

これは一人で平日休みを満喫した散歩日記
合間どうでも良いことも連ね長文
飽きたらどうぞ読み飛ばして…では。


今回の舞台は都会と決めスマホの地図を見て思いつく
スカイツリーから東京タワーへ、2大タワーを渡り歩くのはどうだろう
凄く良いアイデアに思えた
距離もそれほどないように見える
事前にネットを敢えて見ず、とにかく歩いてみようと思い立つ

タワーを結ぶ散歩、何が良いかって
道が分かりやすい


スカイツリーから浅草はすぐだ
これまでこの2か所は概ねセットで行った記憶がある
なんと浅草寺をまっすぐ行くと上野に行き着く
公園を通り抜けると山手線を脇目にひたすら南下。
途中に皇居と東京駅が見えたら正解
さらに南下、すると東京タワーに着く。

つまり
直進→左折→直進
んー、シンプル!

パンダ苦情受け付けておりません
(画力の限界…)

よし、これを頭に叩き込んで地図を見ずに辿り着こう!
そう決めた。

意味や目的はない。


浅草寺前は賑わっていた。

いろんな友人と来た
ここでは友人のデート話を思い出す



上野に向かう途中、「合羽橋商店街」を通る
ここがあの!

これから開店、が多かった


上野公園は友人と真夜中に散歩した思い出がある。
遠方からLCCで来た友人と終電でようやく落ち合い
始発まで歩いた。
真っ暗闇の公園だが再会の興奮で、仄かな明かりがかえって心を躍らせた

ちなみにこの日は曇天
一人で都会を歩く高揚感を適度に鎮める。

信号待ちで4車線もあるのに一方通行だった
さすが首都は違うなぁ、と独特な都心の感じ方。


上野〜秋葉原
途中でモーニング


そして秋葉原を通過
ここは友人の推すアイドルグループの聖地として連れて来てもらった思い出が

続いて日本橋
様々なアンテナショップが立ち並ぶ
「ここ滋賀」に吸い込まれる

ミルクジェラード(ほうじ茶)を食べ
ちゃっかり“ビワイチ”パンフレットを貰った

涼しくなってきたが、歩いたら冷たい物も味わえる
良い季節だ
他にも淡路島、石川、新潟と見かけた
荷物を気にしなければ旅行者くらいの大荷物になったはず。友人が「アンテナショップ巡ろう」と言っていた
からその際は買い漁ろう。この辺に来れば良いのか

東京駅はなぜか八重洲口に出た。
スマホの地図は見なかったが、歩いて目にする地図は見ても良いことにした(緩いルール)
駅構内を通り皇居側へ移動、駅はやはり人が多かった

通勤ラッシュはいまだに苦手だが
思い切り都会へ来ると、自意識が消え失せていく
周りは私の事なんて目に入っていないに違いない。
ほぼ手ぶらに近い軽装でひたすらに歩いていても
全く気にならない
人混みや都会に紛れることもたまには楽しい(たまに、だが)

皇居を右手、東京駅を左手にして真っすぐ進む

日比谷公園を横目にさらに進む
ここで東京タワーが見えた

ビルの間に見えた!


あれを目指せば良いんだ、案外余裕かも。

ふと右手に「愛宕神社」が見える。
ここまで寺社仏閣を傍目に、心惹かれつつも素通りしてきた、寄ってみよう。

「出世の石段」とは私に無縁だが有難くお参り


御朱印は直筆のみだった、持参していない無念。
いや書置きだけのところもある中で直接書いてもらえるのは有難い
ご朱印帳を持ってまた来よう。

ちなみにたくさん歩くために、
スマホ・財布・本1冊のみを持参。

さて続きを、と出世の石段ではない階段を下りる
素敵な雰囲気に見とれる。

なんだか魅了された

近づいた証だろう、タワーを見失う。

私はここで道に迷う。
警察官がたくさんいる
なんだか警戒ポイントなんだなあ、と思っていたら
アメリカ大使館の横をぐるりと歩いていた。
さらにぐるぐる彷徨い完全に東京タワーを見失う

コンクリートジャングルに飲み込まれた。
目にする地図にも東京タワーは載っていない
ええい、警戒中の警察官に聞いてみようか、と思い
直後、自責の念に駆られる。
私はスマホを持っている、いくらでも調べられるのに
本来業務を遮って自分の趣味欲求を満たすな

・・・無念。
虎ノ門でスマホを取り出し現在地と東京タワーを調べる。

愛宕神社からは目と鼻の先だったのか
南下するだけが、僅かに北西にずれていた。
やはり出世とは無縁なのだと思い知る
(でも都心の神社って癒される)


ゴール、東京タワー


無事に到着。

遅めの昼食、汁無し担麺



ほぼ平坦だったが、座ると足の疲労に気付く。
辛味と油が染み渡る
帰りの電車は本を開くも束の間、ぐっすり眠る。
ラッシュ前で良かった
彷徨い、休憩しつつ5時間。
歩数はおよそ30,000歩。最近の私にしては歩いた。

意味なんてない、ただいつも遠くに霞む都心のシンボルを自分の足で結んでみただけ、そんな休日。


去り際、背中の東京タワーが映る
また来よう

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?