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ハイキング+コーヒー 7

優しい人や鹿に癒されたのも束の間、邪気が宿る。
(間違いなく癒されたのは事実)

前日、夫に説明する
「私の身体そのものがストレスの器だとするでしょう
足裏から始まってじわじわと溜まり。脛、お腹を通って肩の位置を超えて、現在、眉間の処。溢れる寸前に来ている!」

夫「・・・」

「私は自然に囲まれて体を酷使することでこれを発散する、明日はハイキングへ行く!!」

気をつけてね、と言われた気がする。
早起きして出掛ける、と意気込んでいたから昨夜は22時にはテレビを消され、早く寝るよう促された。
ちなみにストレスやもやもやは夫には全く関連しない
むろん、原因でもない。私がストレス源かも知れないが

そんな訳で無事に早起きして山梨の昇仙峡へ。

曇ったりモヤ、途中小雨も降っていて不安だったが、麓では大丈夫そう、いざ。

ここが登山口、熊注意⚠️
入ったら内側から木で塞ぐ

ちなみに参考にしたサイトはこちら


視界に山の自然、耳には鳥のさえずりと蝉の大合唱
蚊ンサンブルももれなく付いてくるが

前回のハイキングから1ヶ月以上空いた
全身で自然を浴びる心地よさ。

途中には結構、倒木があった。
写真の道は、よじ登り跨ぐか大きく迂回するか、思案の挙句、谷側へ身を少し落として、リュックを擦らんばかりに潜り抜ける。

「歌川広重が描いた外道ノ原」とある

基本的に、土やフカフカの落葉に覆われているところが多いが、たまに砂利っぽい道。そして突如こういった巨大な岩がある

太刀の抜き石

白く見える砂の道の両端は崖
初めこれを超えて行くのだと思い石に取りつくも、めちゃくちゃせり立っている!
跨りながら行けば、行けなくはなさそうだが、先が見えない

絶景だったけれど、標高900mだが下が見えず怖い

あまりに怖いので元の道に戻り、案内を探す…
石を超える訳じゃなかった

これが正しい道

いたって平和な山道。なんなら、なだらか。
てやんでえ、早まらなくて良かったぜ

後で冷静に考えると、超えるならきっと鎖付いてる。
自分の思い込みと無鉄砲さが怖い。

狭い道や森の中のような所、開けた空間も
様々通り抜けて

めっちゃ曇ってたけれど

1つ目の目的地“羅漢寺山” 
ここまでロープウェイで来る事もできる、登りは3組しか会わなかったが、ここではロープウェイで来た方達か
賑やかだった、売店や飲食スペース、ラジオも流れる
そのまますぐ近くのもう一つの目的地へ。


360度見渡せる

“弥三郎岳”
なんでこの絶景をもっと前面に出さないのだろう
と写真を撮ってみるが、撮ってみて分かる
やはり肉眼を越えられない。映りきらないのだ

ボカシを入れた人達が立つ岩から全方向見渡せる

みんな口々に「すごい!」
「こりゃ絶景!!」と感嘆の声を挙げている
私も心の中で激しく同意する

「でもめっちゃ怖いね…」
それにも同意

遠くの街並みや周囲のそそり立つ山、絶景だが
冷静になり足元の岩場から付近を見渡すと、
足がすくむ、天空に浮かんでいるようだ


山頂少し降りた岩場で

コーヒーとカップ麺を。
岡山で買って来た「倉敷ブレンド」
残念ながらモヤで景色は見えぬが、
山で飲むコーヒーは旨い。コーヒーを飲む瞬間に取り込まれる周囲の空気に間違いなく「美味しい成分」が含まれてると信じている

「美味しい」
生きてて良かった、カップ麺も何と美味しいことか

ストレス?
麓近くの土で既に浄化されてたろう。
一口ずつをよく味わい
夢中になって食べ終わる、幸せだー
と顔をあげると

眼下の眺望が浮かび上がる

さっきまで全然見えなかったのに、のんびりすると良いことあるなぁ。お腹も心も満たされた

(ちなみに登りは2時間くらいかかった
登山口から割と近い市営駐車場は何と無料!)

降りたらひとっ風呂

日帰り温泉を利用
露天も入れて7つもの浴槽があり、ぬるめの湯は“寝湯”もできて最高だった。

お次の目的地は甲府駅の近くのコーヒー屋さん
こじんまりしたつくりだが、カフェもテイクアウトも賑わっていた(店内は1時間制のよう)


コールドブリューコーヒーと、コーヒー&ナッツのアイス
少し読書

美味しく味わって体内からひんやり。
外へ出ると暑さが気持ち良い「幸せ〜」

お菓子もとても美味しそうだった
「ぶどうとバジルのマフィン」にコーヒー豆を購入

もう一つの目的地もすぐそこ

武田神社

参拝客はかなり大勢いた
下山のお礼やいつものお詣りを心込め行い
“お守りマスター”へお守りを。
自分用に御朱印をもらおうとするも、長蛇の列!
断念した、また今度。ちょっと名残惜しさを残すくらいが次また来るきっかけになるし

いやはや心身ともにまた浄化された気がする



週末、優しい言葉に涙が出そうになった
怒られたり、辛く当たられるのでなく
優しさに涙しそうになったら、“きてる”よな、と思う
(何が)

浄化されたからには、優しさに笑顔を、できれば優しさも返せるようになりたいものだ。
信玄公のごとく“風林火山”をモットーに…なんだかすぐに感情爆発させそうな自分が目に浮かぶが(笑)

…そうなったらまた山へ行こう。

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