事実と意見の違い
意見を事実と認識するのは非常に怖い。大きな混乱や揉め事が起こりかねない。わたしの周り(大学生とかおじさん)にはこの認識が甘い人が多いと感じる。
アルバイトにて、50代のおじさんたちが意見を事実だと勘違いして日々混乱が起こっている。わたしは双方に事実確認をして誤解を解消する役目。
事実は起こったこと。意見は起こったことに対する主観。
人から言い伝えられたことはたいてい主観が混じっている。
例えば、
「モモちゃんって性格悪そう」
これはモモの言動を見た他人の意見であって、モモが性格悪いことは事実ではない。でも、モモが「性格悪い子」として噂が広がる、みんなが「あの子は性格が悪い子だ」というフィルターをかけてモモのことを見るなど、こんなことは簡単に起こる。性格なんて見る人によって良くも見えるし悪くも見える。
ある一人の意見だったものが、多数の人に広がることでその意見が事実かのように認識される。例え多数に広がらなかったとしても、ある個人が事実と意見を区別できない場合、意見を事実にすり替えてしまって結果的に大きな勘違いを巻き起こすこともある。
例に挙げたように、仕事の時だけではなく普段の日常会話でも気を配る必要があると思う。
意見と事実をどう区別するのか?
聞く側の立場の時と発信する側の時の2つに分けて書いてみる。
①聞く立場の時
相手の言っていることの中で「実際に起こったこと」「実際に起こったことに対する意見」この二つを区別しながら聞く。もし区別しにくいことがあれば相手に聞く(後々の混乱を防ぐため)。
②発信する立場の時
めちゃめちゃ理想的な言い方は「〇〇が起こりました。それに対するわたしの意見は〜〜です。」と、はっきり意見と事実を区別して伝えること。相手が考える手間を省くことができる。
意見と事実を区別して発言できる人は信頼される。意見ばっかり主張する人は主観を他人に押し付けるイメージを持たれる。
このちょっとした工夫で周りからの評価が上がるのならばやるべき。