新聞を毎日書き写して得られたこと

私は2019年12 月から日課として、毎朝「天声人語」を書き写している。これを約半年継続して得られたことをまとめる。

そもそもこの取り組みする目的は日本語力の強化。具体的には、

・語彙力強化のため

・読解力強化のため

・要約力強化のため

の三点。

語彙力強化のためにやったことは、文中に出てくる自分ではっきりと定義できない単語を調べること。

読解力強化のために行ったことは、筆者が何を言いたいのかを考えること。

要約力強化のために行ったことは、書き写し後にタイトルをつけて答え合わせをする(天声人語のタイトルは朝日新聞のアプリから確認でき、誌面には記載されていない)こと。

これらを毎日繰り返す。

約半年この活動を継続した結果、上記の目的は達成されていると感じている。毎日続けるにつれてわからない単語も減り、どのようなタイトルを付ければその記事を読みたくなるのかになんとなく気付くことができた。この結果は定量化できるものではないが、生活する中で成果を実感している。


上記の二つに加えて得られたものがある。

・読み手が理解しやすい文章構成の理解

・時事的な話題への理解

この二つは当初目的としていなかったが、実際には非常に役に立。例えつことがわかった。例えば、就職活動のエントリーシート・面接、アルバイトで書く引き継ぎ書、他方面の人たちとの会話などなど。は話のわかりやすさと話題の多さは、意外と多くの機会で求められるスキルだと感じている。


天声人語と同じようなコラムである日本経済新聞の「春秋」と朝日新聞の「天声人語」の内容を比べるのも面白い。同じ話題についても記者さんによっては捉え方や切り口が違い、それが文章で伝わる。

なぜ「春秋」ではなく「天声人語」を採用しているのかという理由には二つある。まず、「天声人語」にはタイトルがあるから。次に、「天声人語」の方が「春秋」よりも50字多いため。多くの単語と触れあるだろうと考えた。

私は「春秋」の書き写しはしていませんが、毎日読んでいる。(日本経済新聞に無料会員登録するだけでアプリから毎日読むことができる。)

新聞の書き写しは、日本語力を強化したい人だけではなく、時事を理解したい人にもおすすめしたい。


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