ことばの世界は、そうぞうの世界。
ことばの世界のなかでは、空を飛ぶことができる。
ことばの世界のなかでは、死んだ人と遊ぶことができる。
ことばの世界のなかでは、深海魚になることができる。
ことばの世界のなかでは、太陽で暮らすことができる。
ことばの世界のなかでは、人類さいごの夜に立ちあえる。
ことばの世界は、そうぞうの世界だ。
なにからなにまで、いちいち、自由だ。
自由すぎるから、ことばを使うぼくらは、ずいぶんと遠慮する。
げんじつという箱のなかで、そろりそろりとことばを紡ぐ。
げんじつの箱を飛び出したら、ぼくはカエルで、カエルはぼくだ。
大海で泳ぐカエルとなろう。
ゲロゲロ、げろげろ、GeroGero。
自由なうたを歌おう。
GeroGero、げろげろ、ゲロゲロ。
鼻歌交じりに宇宙遊泳するカエルかっこいいじゃない。
げろげろ、ゲロゲロ、GecoGeco。
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目の前に新緑の木々の葉が見える、東京の片隅にあるマンションの、一角にある箱のような部屋のなかで書きました。
今日の有料マガジンの話題は、「もっと自由でいいじゃない」です。昨日の昼間、映画『リメンバー・ミー』を鑑賞したあと、こんな風につぶやきました…
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