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【パリコレ学】アンミカ先生、「念」能力者説
MBS放送で毎週日曜10時放送の「林先生が驚く初耳学」の人気コーナーである「アンミカ先生のパリコレ学」って皆さんご存知でしょうか?
内容を簡単に説明すると
元パリコレモデルのアンミカさんを講師として、選抜されたモデル達がパリコレを目指すという趣旨の企画です。
毎回アンミカ先生がモデルの生徒たちに指導をするわけなのですが、
その指導っぷりが色んな意味で凄いんですよ。
時間のある方は是非実際に見てほしいのですが、
もうね、マジレスの嵐なんですよ。
ある時には、モデルが歩いてきた瞬間に頭を抱えるジェスチャーをしつつ、
「ひどい…」とつぶやいたりするんですね。
そういうリアクションを生徒は目の前で見ているわけで、
もうボロボロ泣くわけですよ。
ここで手を緩めないのがアンミカ先生です。
「ここでの涙はありえません。プロ失格です。」
と、さらに言い放つわけですね。
で、余計に泣くという…
そういうシーンは見ていてハラハラする一方で、
忘れちゃいけないのは、アンミカ先生の言っていることって、基本的に正しいんですよ。
実績もあり、筋も通っていて、豊富な経験に裏打ちされた発言は、正論すぎるくらいに正論なんですよね。
そのうちセイロン島の観光大使のオファーが来ると思います。
ここでポイントなのは、
正論は言われる側にとっては苦痛でしかない
ということです。
以前↓のnoteでも触れましたが、人間は必ずしも成長が好きなわけではないんですよね。
是非読んでほしいのですが、簡単にまとめると、
成長=過去の自分の否定 であり、
自己否定をされると人間はとても傷つきます。
なので、成長を促す際には細心の注意が必要になってくる。
という話でした。
正論をぶちかます際には、細心の注意と配慮が必要で、
その段階を飛ばしてしまうと、成長を促すどころか、
関係性がただただ悪化して、逆効果になってしまうことが多いのです。
じゃあアンミカ先生は指導者失格なのか?
という話になるのですが、そうでもないというのが今回のポイントの一つです。
正論が危険という理屈で考えると、
カミソリのような切れ味の正論で、生徒たちをぶった切りまくっているアンミカ先生はそろそろ生徒に闇討ちされていてもおかしくないはずなのですが、
実際はむしろ逆なんですよね。
最新の放送では生徒たちの成長ぶりにお互いが涙を流すという、スポコン漫画的な展開を迎えているわけです。
実は、正論でぶった切っていく指導法は一部の特殊な人間のみが扱える「特殊能力」だったりします。
「特殊能力」といっても練習すれば使えるというわけではなく、
ワンピースでの「覇気」、ナルトの「瞳術」、BLEACHの「卍解」、ジョジョの「スタンド」、ハンターハンターの「念」
みたいなもので、圧倒的なカリスマ性や実績を持つ人間だけが扱える特殊能力です。
特殊能力はやはり外見上のエンタメ性が高いので、テレビ映えも良いんですよね。
コーチが涙を流しながら「殴っている俺の手も痛いんだ!」とか言いつつ、選手をぶん殴って、
殴られた選手も涙を流しつつ、なぜか恍惚の表情を浮かべている。
みたいな、魔空間を見たことがあると思うんですけど、
あれは、「スタンド」や「念」が発動しているだけであって、
普通の人は絶対に真似しちゃいけないんです。
というか、真似をしても、今の時代なら警察に通報されたり、SNSで告発されて炎上するハメになるだけだと思います。
このブログを読んでる人はほぼ100%普通の人だと思います。
つい、正論をぶちかましそうになった時には、
自分がこんな見た目をしているかどうか思い返してみると良いと思います。
若いころのアンミカ先生の写真らしいんですが、見るからに能力者ですよね。
だって、タバコ吸ってる風なのに、全然煙出てなくて、
吸わずに口に入れるって変じゃないですか。
東大卒塾講師の頭脳をふり絞って合理的に考えていくと、
答えは1つしかなくて、
多分食べてるんだと思います。
皆さんタバコ食べれます?
食べれないですよね。
タバコ食べれない人は、きっと普通の人なので、
正論をぶちかます前に、しっかり下準備しましょうね。
という話でした…笑
それでは!