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認知症じゃないといわれましても

このところ、もの忘れがひどい。昔からひどかったのだが、何だか加速している気がする。本を読んでも頭に残らないし、テレビニュースも記憶に残らない。

面白い漫画やドラマを見ても、あらすじを人に話せるかと言われると…ちょっと無理。昨日はジョジョのトニオさんの話を自分から振っていたのに、相手が「トニオさんは素敵なのに、スタンドデザインは惜しい」といった瞬間、どんなデザインか思い出せず冷や汗をかいた。

ジョジョの奇妙な冒険より

トマトのスタンドだったか…それも忘れていた。

ちなみに50歳過ぎてからジョジョを知ったので、全スタンドを覚えていなくても仕方ないかな、と思う。

「ONE PIECE」も既に登場人物が多過ぎて話についていけない。新刊を読んでも、前回までの話を理解していないのでよくわからないまま読んでいる。でもAmazonレビューを読むと、私と似たような感想を書いている人も多かったので、これはセーフかな。


問題はそこではない。
医師は「生活に支障ないなら大丈夫。他の人に指摘されていないんだから、気にすることはありません。年を取れば誰でももの忘れはあります」
と私の「自称:認知症疑い」をさわやかに否定してくださるが…。

指摘してくれる人がいないだけでは?
これは勤め人だった頃から感じていたのだが、「あの人の記憶、やばくない?」と思っていても、まず周囲は指摘はしないものだ。さりげなくフォローするにとどめる。


この前、ベランダに出ようとして足をぶつけて骨折したのも、足が上がらないというよりも、そこに出っ張りがあることを失念していたからなのだ。

この前も玄関の電気がひとつだけ消えない!とあちこちのスイッチをパチパチしたあと「ああ、あそこは自動消灯だった」と気づく。居住歴18年経つのに、どうしたんだろう。

(でも水谷豊さんも自宅で迷子になって、ドアがあることを忘れて額をしたたかに打って大怪我したと「徹子の部屋」で言っていたっけ。よくあることなのかな)

昨日は風呂釜の清掃をした。すすぎはバスタブにを入れて追い炊きするのに、ガスを切り忘れてお湯を入れてしまったし…。

今朝は座布団を床に置き、座ろうとした瞬間に骨折した指を座布団にぶつけて悲鳴を上げた。どうも数秒前のことも覚えていられないらしい。

いや困った。習い事をしたりリハビリに行ったりなどの外出の理由は、知らない人とおしゃべりする機会を設け、脳を活性化することにあったのに、今月は認知機能劣化月間になってしまいそうだ。

「年を取ったら家の中を片づけ、コード類や段差のない生活をしましょう」というのは、実は足が上がらないからではなく、慣れた場所でも、そこに何があるか失念するからだ…と私は理解した。

移動しなければ怪我はしない。しかし筋力・記憶力その他は衰える。
外出すれば脳の刺激にはなるが、足の回復は遅れるだろう。

安静し過ぎは、デメリットもある。そういう癖がつくと、身体も頭も働かなくなってくる。

あまり食べていない割に、体重も減らないし、ね。

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