![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133701549/rectangle_large_type_2_fd6797b0860a9650c7dffbe2c0c0413c.jpeg?width=1200)
建立900年 特別展「中尊寺金色堂」展
平日でも大人気。連日長蛇の列という、中尊寺金色堂展。
雨の日なら少しは出足が鈍るかも…とあたりをつけ、行ってきた。
チケットもすぐに購入でき、10分並んだ程度ですぐ入館。
(土日は入館まで40~50分ほど並ぶ、人気の展覧会)
本展は上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。また、会場では、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現します。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をご覧ください。
中尊寺は遠い。行ったとしても、国宝の仏像を360度観覧することはまず不可能だ(私は高幡不動に何度も通っているが、お不動様の背中を見たことはない)。これは貴重な機会である。
展覧会の見どころについてはこちらを見ていただくとして…。
![](https://assets.st-note.com/img/1710232997894-TE4LutCsQ2.jpg?width=1200)
金色堂には通常、上記のように並んでいる仏像が、それぞれ単体でガラスケースの中におさまって陳列されている。
11体の仏像をひとつずつ一巡して観覧。勢至菩薩立像も、観音菩薩立像も、下腹がぷっくりしているのを確認。ああ、なんだか親近感がわく。
二天像の猛々しさも迫力があったし、六地蔵はひとつずつお顔が違って妙味があった。
![](https://assets.st-note.com/img/1710232776103-QWJRC8POkL.jpg?width=1200)
唯一撮影可能な、金色堂模型。これも絢爛豪華で素敵。
![](https://assets.st-note.com/img/1710233242038-RHIx8B50iZ.jpg?width=1200)
屋根等はミリ単位の金文字でお経がびっしり書かれている。それが模様のように見えているのである。現物はそれなりに大きいが、それにしてもよくこんな糸のように細い字が書けるものだ…とびっくり。
記念に絵葉書を購入したが、やはり実物の迫力には遠く及ばない。
あと「国宝 紺紙金銀字一切経(中尊寺経)(こんしきんぎんじいっさいきょう ちゅうそんじきょう)」も見事な筆致でうっとりした。
金泥字(きんでいじ)と銀泥字(ぎんでいじ)で一行おきに書写し、見返しにも金銀泥を用いて経意を絵画で表現する唯一無二の一切経で、中尊寺経の名で知られます。料紙は京で調達したことが確実視され、見返し絵も当時一流の絵師が担当したと考えられます。藤原清衡が8年の歳月をかけて制作させた入念の一切経です。かつては金色堂手前の経蔵に安置されていました。
上野の花散歩
中尊寺金色堂展に行く前に、寄り道の花散歩。
![](https://assets.st-note.com/img/1710233792663-Jjaz5Qqt9o.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710233854701-OZcDqZzma8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710233876633-Jyjop4LGsX.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710233901862-GXTm411qjg.jpg?width=1200)
雨の日のお出かけも悪くない。