薬の名前が出てこない
不眠症の薬を(自己判断で)やめてから2週間ほど経った。入眠に困難を感じることはない。が、朝寝坊になった。「入眠困難」「早朝覚醒」の両方に見舞われると予想していたので、これは意外だった。しかし…もしかすると薬により「やる気」を起こしていたのが素に戻ったのかもしれない。今朝はテレビニュースも見ずに8時過ぎまで惰眠を貪った。
世の早期退職者の方々は「生活のリズムを崩さないように」「規則正しく」「運動を組み込んだ暮らし」をなさっているそうだ。こんなことでいいのだろうか…と思ったが、予定や約束がない日にぐうたらしたって別に問題はない、と気づいた。大事な予定があるのに遅刻したり、居眠りしている某首相より余程良い。
来訪者や約束があるときは、それに合わせた行動はできているのだから。
11/24は3か月に一度の眼科定期検診。2週間ほど前から目が痒いので、その相談もしなければ。出発前に目薬の在庫を確認(医師に追加で何本必要かを聞かれるため)。
視力検査、眼圧検査、視野検査を終え、目の写真を撮影。
その後に医師の診察。
目が痒いと訴えたら、瞼の裏側を診て「あっ…アレルギーですね」と呟かれた。アレジオンという点眼薬を処方してもらう(1本900円超えの少し高めの薬だがよく効くそうだ)。
「あと、いつものお薬(3本)を出しておきましょう。それぞれ何本必要ですか」と医師に尋ねられたので、数を言おうと口を開けて固まる。
――名称が思い出せない。
「あれ…ど忘れしました。えっと…夜一回さすのを3本」
「ラタノプロストですね」
「えっと…白濁した薬を5本」
「プリンゾラミド5本」
「えっと…」(ドライアイ用の目薬と言いたいのに、ドライアイという単語が出てこない)
「ヒアルロン酸ですね」
先生、本当にごめんなさい。これで意思疎通がはかれるのがすごい。
もう数年常用しているのに、困ったものだ。ボケているのかな…と思ったが、薬品名を口にするのは3か月に一度、検診の時のみ。
普段は形状(キャップの色など)で用法を識別しているので、名称を見ていないのである。忘れたというより、最初から覚えていないのだった。
じゃあ、ボケとは違うかも。
ちなみに目のかゆみを訴える時「アレルギーでしょうか?花粉症の薬レセボシチリンを飲んでいます」と説明したのだが、後で薬を見たら「レボセチリジン」だった。薬名が難し過ぎる!(つっこまず、温かくスルーしてくれる先生に感謝)
そういえば、レボセチリジンは別名「フェルゼン」なのだった。
こっちのほうが忘れにくい。次回から「フェルゼンを飲んでいます」と言おう。