会社が、あなたに求める能力
「会社が、あなたに求めていることはなにか?」と聞かれたら、あなたは、どのようなことを言いますか?
1.あなたに求められていることは?
「誰にも、負けない突出した高い成果」
「いったこと以上の素晴らしい成果」
「思いもしなかったような凄い結果」
ということを、どこかで思っていないでしょうか?
そして、それを求める上司も実際には存在します。
でも、文字にして読んでみると「何かおかしい」と思わないでしょうか?
会社と言う組織で、指示した以上の結果を求めるというのは、その組織の存在自身を否定することになります。
2.会社という存在
会社とは、従業員が仕事を遂行するための環境を整え、組織を作り、仕組みを整え、組織として「事業」を遂行する存在です。
従業員が仕事をするためのインフラを整えているので、会社は売上から「ショバ代」としての費用を差し引いて、給与を支払ているのです。
それなのに、会社が想定した以上の成果を求めるということは、成果を出すための準備(環境・仕組み・組織)を怠っているということになります。
3.あなたに求められていること
あなたに求められていることは...
「いわれたことを、キチンとする」ということです。
つまり、「会社が設計した組織の中で、期待通りの行動をして、期待通りの成果を出すこと」が、職場であなたに求められていることなのです。
「なんだ、そんなことか」と思われた方もいるかもしれませんが、それが、難しいのです。
もし、あなたが「当たり前のようにできる」というのであれば、職場で重宝されるべき人材です。
補足.会社が求める以上のこと
会社があなたに求めることができていれば、会社としては十分満足します。それ以上のことを求める会社もありますが、それ以上を求めない会社もあります。
今以上のことを求める会社は、あなたに投資し、あなたを育てようとします。それに、応えることで自分が成長し、会社が成長します。しかし、会社が「それ以上」を求めないばあい、なにもしなければ、何も起きません。
じゃあ、自分はどうしたいのか?そのままでいいのか?なにかやりたいことがあるのか?もしも、なにかやりたいことがあれば、自分で自分を育てることができます。それができるのは、自分だけです。
自分を育てるために、自己啓発を用いることができます。その自己啓発には、本物と偽物があるので、見極めが必要です。