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 どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
 帯広から札幌に帰ってきたと思ったらすぐ東京に来て、明日の夜にはまた札幌に帰るという、なんとも落ち着かない年明けを迎えております。まぁ好きで移動してるんでいいんですけど。独身ならアドレスホッパーとかやってたかもしれません。47都道府県制覇なんかもいいですね。フルリモートだとそういうことが仕事しながらでもできちゃうのがすごいなぁと思います。現代版寅さんですね。

 さて、今日は、先日せっかく我が故郷・北海道帯広市に帰省していたので、そこで印象に残った出来事を記しておきます。

■帯広市とは

 帯広市は、北海道東部の十勝[とかち]地方のほぼ中央に位置する、人口約17万人のまちです。
 また、農業を主要産業とする十勝地方(約34万人、1市16町2村)の中心地であり、農産物集積地、商業都市としての役割を担っています。

 面積は619.34平方キロメートル※(東京23区とほぼ同じ)で、南西部は日高山脈が占め、市域の1割が「日高山脈襟裳国定公園」に指定されています。

帯広市ホームページより

 札幌から車で三時間ちょいはかかるでしょうか。わざわざ来るまでもないと言えばそう言える街、帯広。でもこないだの年末年始も結構海外の観光客の方がけっこういましたね。何を目当てに来たのでしょうか。ホント何もないと思うんですよね。
 あるとすると、畑。とにかく畑。ジャガイモとかビートとか。十勝地方の食糧自給率は約1,200%ですって。よく分かんないですね。日本全体の食糧自給率38%とからしいので、尚更よく分かんないですね。十勝で作られた農産物のほとんどが道外に出荷されてるとかなんとか。
 あとは、六花亭とか豚丼とかインデアンカレーとかの食べ物系が有名でしょうか。ちょっと前まで中華ちらしみたいなのをご当地グルメとして推そうとしてる感がありましたが、なんかたぶんだいぶ下火になってるっぽい印象ではあります。何かしら由緒を説明してた気がしますが忘れました。何を言われようが十勝帯広に中華ちらしのイメージ無いしなぁ。
 ばんえい競馬も人気ですね。普通の競馬と違って、おっもいソリに人が乗って、それを強靭な太ももの馬が引くというものです。むっちゃ遅いです。でもむっちゃ頑張ってソリ引いてます。結構間近でレースが見れるので迫力はあると思います。ちなみに私は二回賭けて二回とも負けました。一番人気に賭けたのに負けるのが一番辛い。

こんな感じ

■帯広市の現状

 帯広の商業施設と言えば、長崎屋に藤丸にイトーヨーカドーにイオンなのですが、なんとその内の三店舗が消滅する自体に陥っています。

 残るはイオンのみ。
 特に藤丸と長崎屋は帯広駅のすぐ近くにあったので、まさに帯広のランドマーク的な存在だったため、無くなると聞いたときの衝撃はなかなかのものでした。あの立地で無理ならどこも無理じゃんともなりました。
 田舎特有の車社会なので、国道沿いが栄える傾向にあるとかはありそうですが。事実、帯広の隣町の音更町には無印が出店して賑わってました。今も賑わっているのかは分かりません。

■私と「まちなが」

 長崎屋は、元々帯広に二店舗あり、帯広駅近くの店舗を「まちなが」、西の方にある店舗を「にしなが」と呼んでいました(私のまわりだけかもしれません)。ずいぶん前に「にしなが」の方がメガドンキになったことでその呼び方は廃れましたが、それでも「まちなが」は「まちなが」であり続けたため、ここだけは無くなったりしないのだろうという、変な安心感みたいなものもあった気がします。中のお店がちょっとずつ入れ替わってはいましたが、それでも館としては残り続けるのだろうと。
 子供の頃、おもちゃを買ってもらった思い出も、友達とフードコートやゲームセンターでたむろしていた思い出も、受験生のとき無駄に参考書を買いに行った思い出も、誰が買うんだろう?ってラインナップだった一階のあの洋服屋を眺めながら暇つぶしに一人でベンチに座ってた思い出も。全て「まちなが」として残り続けるのだろうと、そう勝手に思い込んでいました。

■なんてこった

 今回の帰省で、帯広駅に到着し、親の迎えの車に揺られていると、建物としてはまだある「まちなが」が目に入ってきました。そこでちょっとした喪失感を時間差で味わっていると、まだ一部店舗は営業を続けていることを知りました。特にその店舗に用は無いのですが、喪失感がじわじわやってきていた私は、いつの間にか足を踏み入れていました。これがなかなかイカつい体験になりました。ここからは撮ってきた写真をご覧下さい。

お店がたくさん立ち並んでいた2階フロア
至る所に「閉鎖中」の張り紙が
賑わっていた食料品売り場
長崎屋のメインとなる広場
広場では、老若男女いろんな人が休憩していました
廃墟過ぎる
悲しげなアスビー
悲しげな試着スペース
怖すぎる本屋
クセ強めの洋服屋だったはずのところ
フードコートは営業中
ダイソーも営業中
希望のような光(ダイソー)
光(ダイソー)からの闇

 とまぁこんな感じで、廃墟過ぎて淋しさとかどっか吹っ飛んでしまい、興奮しながら写真撮ってました。廃墟好きにはオススメです。今帯広で一番行くべきスポットです。いつまで入れるかは分からないので今のうちにGO!そういえば、フードコートのインデアンカレーにも外国の方がいたけども、この状態の商業施設を見て何を思ったんでしょうか。日本の行く末を悟ったでしょうか。

 ちなみに、インデアンカレー長崎屋店にて待望の冷凍ルーが販売していました。これでいつでもどこでもインデアンカレーが味わえますね。販売店が限られているためか、こちらの物販のお会計待ちがそこそこの行列になってました。お土産にも良いですからね。

冷凍インデアンカレー

 なお、こちらのインデアンカレーの長崎屋店は1月14日に閉店ですって。それ以降はあの館はダイソーだけで持ち堪えるのか。それはそれでみてみたい。

 我が故郷・帯広。元気です!
 
 では、また。

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