「おすすめの本教えて？」の正解

やっと関東も梅雨明けが発表されたので、いよいよ夏か、と思う日々です。

晴れた夏の日に木陰で涼みながら読む本なんて、ベタだけどいいな〜と、本が好きな自分は妄想しちゃいます。ベタってやっぱいい。

本好きなら、そんな妄想をふとしてしまうことも多々あるかと思いますが、こんな質問を受けることも多くないですか？

「おすすめの本教えて？」

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本読むのが趣味、いや、生活の一部になっている方、こういった質問を、これまでの人生で恐らく1回はされたことがあると思います。

いや、絶対ある。

大体多い流れは、

「普段休みの日って何されますか？」
or
「趣味とか好きなことって何かあります？」

みたいな。自己紹介がてら行うキャッチボールの中で、

「読書ですかね〜。」
「結構ね〜本読むのが好きなんすよね〜！」

と答えた時に、ふと投げかけられるパターンです。

「あっ！本読まれるんですね！？なんか、おすすめの本とかってありますか？」

こんな感じの流れ。もうこれはお決まりパターンで、期末テストに出るレベルでしょう。

だから、初めての方や、これまでそんなにお話ししてこなかった方との対面で聞かれることが多いと思います。

もちろん、仲のいい友達に聞かれることもありますが、もっぱら接点を持ったことがなかった方から頂くことが多いでしょう。

自分も、これまでに幾度となくこの質問を受けました。もちろん全然嬉しいんですけど。でも、ちょっと回答に困ります。

本好きには、この質問は答えづらい

本好きにとっては、本当に答えづらいんですね。この質問。

理由は簡単で、人によってピッタリ合う本は全然違うから。

すごく単純なんですが、確かに本好きの人がいたら、おすすめの本ないかな？と聞きたくなるのは至極当然の流れであって、質問者の方に責任はありません。

本好きな人は、いろいろな本に出会ってきたと思うので、本にも合う合わないがあることを理解しています。

だからこそ、合わない本だったらどうしよう？とか考えちゃうので、どんな本をおすすめしたら良いのか困るんです。

めっちゃ頭フル回転させます。本当に。

全然読書しないけど、強いていうならビジネス書しか読まない！みたいな人に、

「司馬遼太郎の燃えよ剣は、やっぱ面白かったですね〜。土方さんの葛藤がなんか特にm...」とかって話始めても難しいわけで。

もちろん逆も然り。普段から本全然読まないけど、小説なら！みたいな人に「ピーターティールさんのZERO to ONEがね〜、めっちゃいんですよ〜。あれはスタートアップの考え方t...」みたいなことをしても、反応良くないと思います。当然ですよね。

その辺りの答え方は、前後の質問内容やそれまでの雑談内容で変わってくるかと思いますが、極端に例を挙げるとこんなイメージです。

そうやって答えて、相手に響かなかったややっぱり悲しいので、受け答えには困るんですね。

「おすすめの本教えて？」の正解

なので、「おすすめではないけど、田中修治さんの破天荒フェニックスは、個人的になんか刺さるものがありましたね。」

みたいなニュアンスで答えるのが一番無難でしょう。

教科書通りというか、よくある答え方ですが。笑

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でも中には、おすすめの本を紹介したらそれが見事にはまって、今度は本読むこと自体も好きになってもらえた！みたいな経験も、過去にはありました。

何があるかわからないものですね。

まとめると、おすすめの本聞かれると困る、という話でした。

共感していただける方多いかな〜？と思って書いてみました。もちろん、そうやって質問いただけるのは嬉しいという前提ですよ。

次聞かれたら、どの本をおすすめしようかなぁ。