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「Nightbooks」シリーズ by J. A. White


【作品情報】

ジャンル:#ファンタジー #ホラー #児童書
出版:2018年

【あらすじ】

魔女の棲む部屋に閉じ込められてしまった、怖い話が好きな男の子。しかし魔女は男の子の書いた怖い話を気に入り、毎晩怖い話を聞かせてくれたら殺さないと約束する。スランプ状態で物語が書けない男の子は、どうにか過去の作品でごまかしながら部屋から脱出する方法を探るのだが…。

【感想】

積読でずっと温めていた本ですが、今年やっとこさ読めました。実は最近、読むばかりでレビューを書く手が止まってしまっていますが、この本はとっても面白かったので紹介します。

ホラー系児童書ですので怖いのが好きな方、嫌いじゃない方におすすめです。ホラーといっても魔女に捕まってしまった子供のお話で、どうやって逃げるか、という魔女との駆け引きがページをめくらせてきます。なので物語自体というよりも、小さい頃から少年がノートに書き溜めてきた怖い話を魔女に読み聞かせるところは背筋がゾクゾクするって感じです。

まだ観てはいないのですが、キッズ・ファミリー向けにネトフリオリジナルで映画化もされているようです。↓

そして勢いづいて続編の「Gravebooks」も読了しました。

こちらはなんと夢の中で捕らわれてしまいます。起きていれば自由、眠れば捕らわれの身。夢の中は墓場で、少年がこれまで発案したけど物語にできずに忘れてしまったネタが埋葬されています。その中途半端なネタが眠る墓の中で、物語を生み出せたらOKという条件です。一度捨てたネタを完成させるという鍛錬は、なんかこう、自分も作家として鍛えられていくような、作家の頭の中をのぞいているような気分になってこちらも面白かったです。


このシリーズが気に入ったので、(まだ届いていないですが)著者の別のシリーズも取り寄せてみました。

過去シリーズはThickerty(森と魔法のお話系)とShadow School(幽霊退治系)の2つあり、本当は最初の作品からいくのが正攻法かもしれませんが、サンプルを読んだ印象で、まずはShadow Schoolを選んでみることにしました。やっぱりGhostものは間違いない気がして。

最新「Nightbooks」シリーズ(2作)←既読
1つ前「Shadow School」シリーズ(3作)←これ
2つ前「The Thickerty」シリーズ(4作)

配送日程は未定ですが楽しみです。

ではまた✨

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